ハワイ旅行の食べ物、どうする?スーツケースに入れる前に知りたい持ち込みと申告の話
アロハ!ハワイの青い空と優しい風を思い浮かべながら、旅行の準備を進めているあなたへ。
スーツケースに荷物を詰めながら、「日本から持っていきたいお気に入りのアレ、持って行っても大丈夫かな?」「子どもが好きなふりかけや、お母さんが持たせてくれたおせんべいは?」なんて、ふと手が止まること、ありますよね。
ハワイ旅行の楽しみといえば、美しい景色と、そして何より美味しいごはん!でも、その楽しみを120%満喫するために、実はとても大切なルールがあるんです。それが、ハワイへの「食品持ち込み」と「税関での申告」について。
「え、なんだか面倒くさそう…」なんて思わないでくださいね。大丈夫!このルールは、ハワイの美しい自然やユニークな生態系を、外からやってくる病気や害虫から守るための、とても大切な約束事なんです。一度しっかり理解してしまえば、何も怖いことはありません。
この記事では、ハワイを愛する私が、あなたのハワイ旅行が最高にスムーズで楽しいものになるように、食品に関するルールと申告のコツを、どこよりも分かりやすく、親しみやすく解説していきます。これを読めば、あなたも安心してパッキングを終えられますよ!

なぜハワイは食品持ち込みに厳しいの?知っておきたい基本の「キ」
ハワイ旅行のパッキング中、スーツケースの隙間にお気に入りのカップラーメンやお菓子を忍ばせたい気持ち、よーくわかります。でも、その前に少しだけ、ハワイのルールについて知っておきましょう。
ハワイが食品の持ち込みにデリケートなのは、島全体の自然環境がとてもユニークで、外部からの影響を受けやすいから。ハワイ固有の植物や動物たち、そして美味しいパイナップルやコーヒーを育む農業を、病害虫から守るために厳しい検疫体制が敷かれているんです。
もしルールを破ってしまうと、せっかく持ってきた食品が没収されるだけでなく、意図的だと判断されると高額な罰金が科されることも…。私の友人も、日本から持ってきたお土産ビーフジャーキーを正直に申告せず、スーツケースの奥に隠していたのが見つかってしまい、空港で冷や汗をかきながら長い時間説明する羽目になった、なんて苦い経験があります。
じゃあ、一体何を申告すればいいの?と不安になりますよね。ポイントはとてもシンプルです。
【申告が「必要」なものの代表例】

- 生の果物、野菜、植物、種子
- 肉製品(エキス、パウダーも含む)、卵、乳製品
- 手作りのお弁当やおにぎり
【基本的に申告が「不要」なものの代表例】
- 市販の缶詰、瓶詰め
- 未開封で成分表示がはっきりしているお菓子(クッキー、チョコレートなど)
- 市販のレトルト食品(肉エキスを含まないもの)やインスタント麺
- 調味料(醤油、味噌など)
迷ったら、正直に申告するのが一番!「これはどうかな?」と少しでも迷う食品は、すべて申告すると心に決めておけば、何も心配いりません。正直に申告して没収されることはあっても、罰金を科されることはまずありませんからね。
【2024年最新版】これで安心!ハワイ入国の税関申告、具体的なステップとコツ
さあ、いよいよハワイに到着!飛行機を降りて、入国審査へ向かうドキドキの瞬間です。ここでの関門が「税関申告」。でも大丈夫、ステップをしっかり押さえておけば、驚くほどスムーズに通過できますよ。
現在、ハワイ入国時の税関申告は、主に2つの方法があります。
1. 機内で配られる「税関申告書(青い紙)」に記入する
昔ながらの方法ですが、今でも主流です。飛行機が安定飛行に入ると客室乗務員の方が配ってくれます。一番大事なのは、食品に関する質問項目。正直に「はい(Yes)」にチェックを入れること。これが正直者への第一歩です。

2. CBP One™モバイルアプリで事前にデジタル申告する
最近はこちらも便利!渡航前にアプリをダウンロードして、必要事項を入力しておけば、空港でQRコードを見せるだけでOK。ペーパーレスでスマートですが、万が一のシステムトラブルやネット接続不良に備えて、念のため機内で青い紙の申告書ももらっておくと、さらに安心です。
申告書やアプリで「食品あり」と正直に回答したら、入国審査後の税関検査で、係官に「I have some food.(食べ物を持っています)」と伝えましょう。そして、具体的に何を持っているかを見せます。
英語が苦手でも、まったく問題ありません。係官は旅行者の対応に慣れていますし、指差しや簡単な単語で十分伝わります。こんな簡単なフレーズを覚えておくと、さらにスムーズですよ。
- "For personal use."(個人で消費するものです)
- "Souvenir for my friends."(友達へのお土産です)
- "Japanese snacks."(日本のお菓子です)
私は以前、日本の友人から頼まれた珍しいお味噌を大量に持ち込んだとき、係官に「これは何?」と聞かれました。「Miso paste for soup! Very delicious!」と笑顔で答えたら、「OK, enjoy!」とニッコリ笑って通してくれました。大切なのは、隠さず、正直に、そして笑顔でいること。これが一番のコツかもしれません。
これだけはNG!うっかりで済まされないハワイ持ち込み禁止品リスト
楽しいハワイ旅行で、絶対に避けたいのが「知らなかった」で持ち込み禁止品を持ってきてしまうこと。ここでは、特に注意が必要なものをリストアップします。スーツケースに入れる前に、必ずチェックしてくださいね!

【絶対NG!持ち込み禁止品の代表格】
- ほとんどの肉製品:ビーフジャーキー、ハム、ソーセージ、肉まん、カップ麺のかやくに入っているお肉もNGです。家畜の病気がハワイに侵入するのを防ぐため、非常に厳しくチェックされます。
- 生の果物や野菜:特にマンゴー、柑橘類、パパイヤなどは要注意。ハワイの農業に壊滅的な被害を与えるミバエなどの害虫が付着している可能性があるためです。ファーマーズマーケットで買った新鮮なリンゴも、飛行機に乗る前に食べてしまいましょう。
- 生の卵・乳製品:殺菌処理されていない生乳や、生の卵も持ち込めません。
- 土や土のついた植物、種子:土の中にはどんな微生物や害虫の卵が潜んでいるか分かりません。ガーデニングが趣味の方も、種子の持ち込みは専門の許可が必要です。
もし、これらの禁止品を申告せずに持ち込もうとした場合、その場で没収されるだけでなく、数百ドルから、悪質な場合は最高10,000ドルの罰金が科される可能性があります。検査ではX線検査や、時には探知犬(ビーグル・ブリゲードと呼ばれていて、とっても可愛いんですよ!)も活躍しているので、隠してもすぐに見つかってしまいます。
「これくらいなら…」という軽い気持ちが、ハワイの美しい自然を危険にさらし、あなた自身の旅を台無しにしてしまうかもしれません。パッキングの最終チェックは、このリストを見ながら行うことを強くおすすめします!
ハワイ食品持ち込み「これってどうなの?」Q&Aコーナー
ここでは、みなさんからよく聞かれる「ハワイ 食品持ち込み 申告」に関する素朴な疑問に、ズバリお答えしていきます!
Q: 赤ちゃんのためのベビーフードや粉ミルクは持ち込めますか?
A: はい、個人で消費する常識的な量の市販品であれば、基本的に問題ありません。ただし、肉や肉エキスが入っているベビーフードは、成分表示をしっかり確認し、正直に申告しましょう。液体ミルクも未開封であれば大丈夫です。手作りの離乳食は避けた方が無難です。

Q: 日本から持っていく処方薬やサプリメントは申告が必要?
A: 食品ではありませんが、これもよくある質問ですね。個人使用目的の処方薬は、元の容器に入った状態で、可能であれば医師の英文の処方箋や説明書があるとスムーズです。サプリメントも同様に、市販のパッケージのまま持ち込みましょう。大量に持ち込むと販売目的を疑われる可能性があるので注意してください。
Q: 開封済みのスナック菓子や、手作りのおにぎりはどうなりますか?
A: 開封済みのものは、中身が何であるか説明が難しくなるため、避けた方が良いでしょう。手作りのおにぎりやサンドイッチは、具材に肉や卵、生の野菜などが含まれているとほぼ100%持ち込めません。機内で食べる分だけ用意して、到着前に食べきるのが鉄則です。
Q: お土産に買ったマカダミアナッツチョコレートの量は制限ありますか?
A: 常識的なお土産の範囲であれば、個数や重量に厳密な制限はありません。ただ、段ボール箱で何箱も、というレベルになると商業目的と見なされる可能性があります。スーツケースに収まる範囲なら、まず心配いりませんよ。
Q: 申告を忘れてしまったことに、税関で気づきました!どうすれば?
A: 大丈夫、落ち着いてください。すぐにその場で係官に「Sorry, I forgot to declare this.(すみません、これを申告し忘れていました)」と正直に伝えましょう。隠そうとしたのではなく、うっかり忘れただけであれば、咎められることはほとんどありません。正直が一番の防御策です!
持ち込みだけじゃない!ハワイのスーパーとマーケットは食の宝庫
ここまで持ち込みの話をしてきましたが、実はハワイの食の楽しみは、現地に到着してからが本番!日本から色々持っていくのも良いですが、ぜひ現地のスーパーやマーケットに足を運んでみてください。そこはまさに、食のワンダーランドですよ!

私の一押しは、ローカル御用達のスーパーマーケット「Foodland(フードランド)」。ここで絶対に試してほしいのが、量り売りの「ポケ(Poki)」。新鮮なマグロ(アヒ)などを醤油やスパイシーマヨで和えたハワイ風海鮮丼の具で、炊きたてのご飯に乗せるだけで最高のご馳走になります。ぜひ無料で作れる会員カード「マイカイカード」をレジで発行してもらってください。会員価格でぐっとお得に買い物ができますよ。
週末に滞在するなら、ファーマーズマーケットは外せません。ダイヤモンドヘッドの麓で開かれる「KCCファーマーズマーケット」や、おしゃれなカカアコ地区の「カカアコ・ファーマーズマーケット」は、ローカルの活気でいっぱい!日本では見かけないトロピカルフルーツや、焼きたてのパン、ハワイアンハニーなど、見ているだけでワクワクします。お店の人との会話も楽しみの一つ。「このマンゴーが一番甘いよ!」なんて、最高の一個を選んでもらうのも旅の醍醐味です。
もちろん、レストランでの食事も忘れずに。定番のロコモコやガーリックシュリンプも、お店によって味が全然違います。ガイドブックに載っている有名店も良いですが、ローカルが集うプレートランチのお店にふらっと入ってみるのもおすすめ。自分だけのお気に入りを見つける宝探し、ぜひ楽しんでくださいね。
まとめ:最高のハワイ旅行は、スマートな準備から
さて、「ハワイ 食品持ち込み 申告」について、あなたの不安は解消されたでしょうか?最後に、ハワイへ旅立つあなたへ、大切なポイントをもう一度おさらいしますね。
【旅立つ前の最終チェックリスト】

- 肉・生の果物・野菜はスーツケースに入れない!
これが一番の鉄則です。ハワイの自然を守る一員だと思って、協力してあげてください。
- 迷ったら、すべて申告する!
お菓子、調味料、インスタント食品…「これ、どうかな?」と思ったら、迷わず税関申告書の「はい」にチェック。正直者が一番スムーズです。
- 申告はアプリか紙で。正直に、そして笑顔で!
CBP Oneアプリでの事前申告は便利ですが、念のため紙の申告書も。係官には簡単な英語と笑顔で対応すれば大丈夫!
- 現地の食の冒険も計画に入れよう!
スーパーのポケ、ファーマーズマーケットのフルーツ…ハワイでしか出会えない味覚があなたを待っています。スーツケースのスペースは、お土産のために空けておくのも良い考えですよ。
面倒に思えるルールも、その理由を知れば、ハワイへの愛情がもっと深まるはず。しっかり準備をして、心おきなくハワイの美味しいごはん、そして最高のバケーションを思いっきり楽しんできてください!

あなたの旅が、素晴らしい思い出でいっぱいになりますように。A Hui Hou!(また会いましょう!)