予算3分の1で叶える!ハワイバックパッカー旅のリアルな始め方
「ハワイ、いつか行ってみたいなぁ。でも、旅行費用を考えると、夢のまた夢かな…」
「初めての海外で一人旅。何から手をつけていいか、さっぱり分からない…」
もしあなたが今、そんな風に感じているなら、この記事はきっとあなたのためのものです。常夏の楽園ハワイ。きらめくビーチ、雄大な自然、そしてアロハスピリット溢れる人々。誰もが憧れるこの場所を、もっと自由に、もっとディープに旅する方法があるとしたら…?
そう、それが「ハワイ バックパッカー」という、新しい旅のスタイルです。物価が高いイメージが先行しがちなハワイですが、心配はいりません。リゾートホテルに泊まるだけがハワイじゃないんです。賢く旅の拠点を選べば、驚くほど予算を抑えながら、ハワイの本当の魅力を肌で感じることができます。
この記事では、僕自身が何度も体験してきたハワイでのバックパッカー旅のリアルを、余すところなくお伝えします。ゲストハウス選びのコツから、現地の人しか知らないような節約術、具体的なモデルプランまで。この記事を読み終える頃には、きっとあなたはワクワクしながら航空券サイトを開いているはず。さあ、一緒に冒険の扉を開きましょう!

ハワイでバックパッカー?最高の旅は「ゲストハウス」から始まる
「バックパッカー」って言葉、どんなイメージがありますか?僕が20代で初めてハワイの土を踏んだ時、この言葉はまさに自由の象徴でした。少ない荷物と大きな夢だけをバックパックに詰め込んで、自分の足で未知の世界を巡る。そんな旅に焦がれていました。
「でも、ハワイでバックパッカーなんて無理でしょ?」ええ、よく言われます。でも、僕たちには「ゲストハウス」という最強の味方がいるんです。
正直、僕も最初は「安かろう悪かろうかな…」なんて少し疑っていました。でも、ワイキキから少し歩いた場所にあるゲストハウスのドアを開けた瞬間、その不安は良い意味で粉々に打ち砕かれました。ドミトリーの部屋は、まさに世界の縮図。ドイツから来た学生、オーストラリアを旅するサーファー、世界一周中の日本人…夜な夜なリビングに集まっては、それぞれの旅の話に花を咲かせました。
ある晩には、みんなでスーパーで買った食材とポキ(ハワイ風マグロの漬け)を持ち寄って、ささやかなパーティーを開いたことも。あの時の、拙い英語と笑顔で酌み交わしたビールの味は、どんな高級レストランのディナーよりも忘れられない思い出です。
ゲストハウスの魅力は、宿泊費が安いことだけじゃありません。ガイドブックには載っていない、生きた情報が手に入ること。スタッフや他の旅人から「あそこのビーチはウミガメに会えるよ」「このプレートランチ屋さんが安くて最高!」なんて情報を教えてもらえるのは、本当に価値があります。

気になる予算ですが、ゲストハウス泊なら食費や交通費込みで、1日あたり70ドル~120ドルくらいが現実的な目安。もちろん過ごし方次第ですが、工夫すれば憧れのハワイがぐっと身近になるはずです。お金の心配をしていた僕が、最高の旅を手に入れられたのは、間違いなくゲストハウスとの出会いのおかげでした。
失敗しない!ハワイのゲストハウス選び、5つの鉄則
ハワイでのバックパッカー旅を想像するだけで、もう心は離陸準備OKですよね!でも、いざゲストハウスを探し始めると「たくさんありすぎて、どこがいいの…?」と途方に暮れてしまうもの。僕も最初の旅では、予約サイトの画面と何時間もにらめっこしたものです。
そこで、僕の経験から導き出した、あなたの旅を最高のものにするゲストハウス選びの「鉄則」を伝授します。
1. 「どこで」過ごしたい? 旅の軸は「立地」で決まる
ワイキキ中心部はビーチも近く便利ですが、夜まで賑やかなパーティーホステルも多いです。静かに過ごしたいなら、少し離れたエリアが狙い目。治安も重要です。僕は以前、アラモアナ地区を検討しました。大型スーパーが近く自炊派には天国ですが、ビーチまでは少し歩きます。「自分は何を一番優先したいのか?」を考えるのが最初のステップです。
2. 「ドミトリー」か「個室」か? 予算とプライバシーの天秤
ドミトリー(相部屋)は格安で出会いも多いですが、プライバシーはほぼありません。いびきや荷物を整理する音もご愛嬌。個室は快適ですが、料金は跳ね上がります。長期滞在なら割引がある宿も多いので、滞在日数と合わせて検討しましょう。

3. 「キッチン」と「Wi-Fi」は生命線! 設備をチェック
自炊できるキッチンは、食費を劇的に節約してくれるバックパッカーの聖域。ランドリーがあれば、荷物を最小限にできます。そして、今の時代の旅にWi-Fiは不可欠。速度や利用可能エリアも確認しておくと安心です。
4. 「パーティー」or「まったり」? 宿の「雰囲気」を見極める
毎晩のようにイベントが開かれる交流メインの宿もあれば、旅人が静かに自分の時間を過ごす落ち着いた宿もあります。自分がどんな風に過ごしたいのか、想像しながら選びましょう。宿のサイトやSNSの写真から、その空気感を読み取るのがコツです。
5. 最終ジャッジは「レビュー」で! 先人の声を信じよう
これが一番大事かもしれません。予約サイトの口コミや評価は必ずチェック!特に「清潔さ(Cleanliness)」と「ベッドバグ(南京虫)」に関する書き込みは、目を皿のようにして確認してください。ネガティブなレビューも、それが自分にとって許容範囲かを見極める良い材料になります。僕も「スタッフの対応が最悪」という一言で、候補から外した宿がいくつもあります。
エリア別!ハワイのおすすめゲストハウスはここが違う
さあ、いよいよ具体的なゲストハウス選びです。ハワイはエリアごとに全く違う顔を持っています。あなたの旅のスタイルにぴったりの「基地」を見つけましょう!
【ワイキキエリア】ザ・ハワイを体感!利便性No.1
誰もが一度は泊まりたい王道エリア。ビーチまで徒歩数分、アクティビティやショッピングにも困りません。例えば「The Beach Waikiki Boutique Hostel」のような宿は、清潔感もあって旅人からの評判も上々。ただ、人気エリアなので予約は早めが鉄則。物価は高めなので、キッチン付きの宿を選んで自炊するのが節約の鍵です。

【ダウンタウンエリア】ローカルな空気と歴史に触れる
ワイキキの喧騒から離れ、ローカルな日常を味わいたいならここ。物価も少し安く、個性的なゲストハウスが見つかります。歴史的な建物をリノベーションした宿もあり、まるでタイムスリップしたような気分に。夜は人通りが少なくなるので、一人歩きには少し注意が必要ですが、昼間はアートギャラリーやおしゃれなカフェ巡りが楽しめます。
【ノースショアエリア】サーファーと自然を愛する旅人へ
冬には世界中からビッグウェーバーが集まるサーフィン。波の音で目覚める朝は、まさに至福のひとときです。「シャークス・コーブ」周辺には、伝説的なホステルが点在しています。ワイキキのような便利さはありませんが、それを補って余りある雄大な自然とゆったりした時間が流れています。レンタカーがあると行動範囲がぐっと広がりますよ。
【その他のエリア】自分だけの穴場を見つける楽しみ
カイルアやハワイカイなど、オアフ島にはまだまだ魅力的なエリアがたくさん。少し不便かもしれませんが、その分、観光客が少ないディープなハワイに出会えるはず。自分だけの「お気に入りの場所」を探すのも、バックパッカー旅の醍醐味です!
ハワイ バックパッカーの財布術!賢い予算と節約のリアル
憧れのハワイ旅、いよいよ現実的なお金の話です。「でも、お高いんでしょう?」…大丈夫!これからお話しする「財布術」を実践すれば、驚くほど旅の費用をシェイプアップできますよ。
航空券:LCCとセールを制する者が旅を制す
ハワイへの航空券は、旅の予算の大部分を占める核心部分。ZIPAIRやハワイアン航空などのLCC(格安航空会社)を狙えば、往復5万円台も夢じゃありません。僕もセールのタイミングを狙って、燃油サーチャージ込みで6万円台で飛んだことがあります。メルマガ登録やSNSフォローで、セール情報を見逃さないようにしましょう!ただし、荷物や機内食は別料金の場合が多いので、トータルコストで比較するのを忘れずに。

宿泊費:ゲストハウスこそ最強の選択肢
これはもうお伝えした通り。ワイキキ周辺でも1泊5,000円前後から探せます。民泊(Airbnbなど)も選択肢ですが、ハワイは規制が厳しいので、合法的な物件かしっかり確認が必要です。
食費:「自炊」と「ローカルフード」の二刀流で攻める
外食が続くと、あっという間にお金がなくなります。スーパー(FoodlandやSafewayがおすすめ)で食材を買い込んで自炊するのが基本。そこのデリコーナーで売っているプレートランチも安くて絶品です。街角のフードトラックは、ボリューム満点で美味しいB級グルメの宝庫。ガーリックシュリンプやカルビプレートなど、ぜひ試してみてください!
交通費:TheBus(ザ・バス)を乗りこなそう
オアフ島内を網の目のように走る市バス「TheBus」は、どこまで乗っても一律3ドル(2024年時点)。プリペイド式の「HOLOカード」を使えば、1日の上限金額(キャップ)が設定されているので、乗り放題感覚で使えてさらにお得です。あえて目的地を決めず、バスの窓から見える景色を楽しむのも一興ですよ。
アクティビティ:お金をかけずに楽しむのがハワイ流
ハワイの最高の魅力は、太陽と海と自然。これらはすべて無料です!ワイキキビーチで人間観察、ダイヤモンドヘッドやマノアの滝へのハイキングなど、無料で楽しめるアクティビティは無限にあります。お金をかけることだけが贅沢じゃない。そう気づかせてくれるのがハワイのすごいところです。
これさえあれば完璧!ハワイ バックパッカーの持ち物リスト【体験談付き】
さあ、旅の準備も大詰め!バックパックに何を詰めるか、考えるだけでワクワクしますよね。でも、これが意外と悩ましい…。僕が実際に旅して「これは神!」「これは要らなかった…」と感じたアイテムを、体験談と共にご紹介します。

【絶対必須!三種の神器】
パスポート、航空券(eチケット)、クレジットカード。これは言うまでもありませんね。クレジットカードは、万が一の紛失や磁気不良に備えて、種類の違うカードを2枚持っていくのが鉄則。現金は少しあればOK。両替は現地のレートが良い場所を探すのも旅のスキルです。
【衣類:乾きやすさが正義】
夏服メインでOK。水着は2セットあると乾かす間に使えて便利です。そして意外と重要なのが、薄手の長袖パーカーやカーディガン。飛行機の中や、冷房がガンガンに効いた店内、朝晩の肌寒さからあなたを守ってくれます。下着や靴下は3日分もあれば十分。ゲストハウスのランドリーでこまめに洗濯しましょう。小分けのジェルボール洗剤が驚くほど便利でした。
【洗面用具&衛生用品:サンゴに優しい選択を】
日焼け止めは絶対に忘れずに。ハワイでは、サンゴ礁を守るため「リーフセーフ(Reef Safe)」の日焼け止めが推奨されています。現地でも購入できるので、ハワイの海への敬意を込めてぜひ使ってみてください。シャンプーなどは、普段の使い慣れたものを小分けボトルで持参するのがおすすめです。
【ガジェット類:旅の快適度を左右する名脇役】
変換プラグ(Aタイプ)、モバイルバッテリーは必須。特にUSBポートがたくさん付いている電源タップがあると、ドミトリーの少ないコンセントを他の旅人とシェアする時にヒーローになれます(笑)。カメラ、スマホ、そしてそれらの充電器もお忘れなく。
【あると便利なプラスα】
・速乾タオル: コンパクトでかさばらず、ビーチでも大活躍。
・ビーチサンダル: 必須。宿でのシャワー時にも使えます。
・エコバッグ: ハワイではレジ袋が有料。買い物やビーチに行く時に重宝します。
・海外旅行保険の証書: 万が一の病気やケガに備え、必ず加入を。スマホに写真を保存し、紙でも一部持っておくと完璧です。

最後に、ESTA(電子渡航認証システム)の申請は出発の72時間前までに!偽サイトに注意し、必ず公式サイトから申請してくださいね。
楽園の光と影。ハワイで安全に旅するための心構え
ハワイは安全なイメージがありますが、そこはやはり海外。美しい楽園にも、知っておくべき「影」の部分は存在します。僕の友人は、ワイキキビーチでほんの数分、荷物から目を離した隙にバッグごと盗まれてしまいました。「自分だけは大丈夫」という油断が、一番の敵です。
最高の思い出を胸に帰国するために、いくつか心に留めておいてほしいことがあります。
まず、貴重品の管理。パスポートや予備のカード、現金は宿のロッカーかセーフティボックスへ。ビーチや街歩きには、その日使う分だけの現金とカード1枚を、体の前に掛けた小さなバッグなど、常に目の届く場所に入れておきましょう。
治安については、ワイキキでも一本裏の道に入ると雰囲気がガラッと変わることがあります。特に夜間の一人歩き、人通りのない路地は絶対に避けてください。ダウンタウンやチャイナタウンの一部エリアも、夜は注意が必要です。昼間は安全に見える公園も、夜は危険な場所に変わることもあります。

健康面では、強烈な日差しによる熱中症対策が何より重要。帽子やサングラス、こまめな水分補給を忘れずに。また、ハワイには津波やハリケーンのリスクもあります。滞在中は、ホテルの避難経路を確認したり、現地のニュースや警報に少しだけ気を配る習慣をつけましょう。
万が一トラブルに遭ってしまったら、ためらわずに「911」に電話を。日本語が通じる病院や、在ホノルル日本国総領事館の連絡先をスマホにメモしておくと、いざという時のお守りになります。備えあれば憂いなし。しっかり準備して、心から旅を楽しんでくださいね!
【期間別】ハワイ バックパッカー旅行モデルプラン
「よし、行くぞ!」と決めたあなたへ。具体的なイメージが湧くように、僕がおすすめするモデルプランをいくつかご紹介します。もちろん、これはあくまで一例。あなたの「好き」を詰め込んで、自由にカスタマイズしてくださいね!
【プランA】オアフ島どっぷり満喫!7日間プラン
初めてのハワイバックパッカーに最適!ワイキキを拠点に、島の魅力を余すことなく味わうプランです。
- 1-2日目: ワイキキ到着。ゲストハウスにチェックインし、時差ボケ調整がてらビーチを散策。
- 3日目: TheBusでノースショアへ日帰り旅。ガーリックシュリンプに舌鼓を打ち、ハレイワの街をぶらり。
- 4日目: 早朝、ダイヤモンドヘッドで絶景のご来光を拝む。午後はカイルアビーチでのんびり。
- 5日目: パールハーバーで歴史に触れる。夜はダウンタウンでローカルな雰囲気を楽しむ。
- 6日目: 自由行動!サーフィンに挑戦するもよし、アラモアナセンターで買い物するもよし。
- 7日目: お土産を買い、空港へ。たくさんの思い出をバックパックに詰めて帰国。
このプランのポイントは、TheBusを徹底活用すること。移動費を抑えながら、ローカルの日常を垣間見ることができます。

【プランB】島巡りで大自然に感動!10日間プラン
オアフ島だけじゃ物足りない!というアクティブなあなたへ。ハワイ島の雄大な自然に触れる冒険プランです。
- 1-4日目: 上記プランAの1〜4日目を満喫。
- 5日目: 国内線でハワイ島(コナ)へ移動。ゲストハウスにチェックイン。
- 6日目: レンタカーを借りて島をドライブ。黒砂海岸やウミガメのいるビーチへ。
- 7日目: ハイライト!キラウエア火山国立公園で、地球の息吹を体感。
- 8日目: マウナケア山麓で星空観賞ツアーに参加。人生観が変わるほどの星空が待っています。
- 9日目: オアフ島へ戻り、最後の夜を楽しむ。
- 10日目: 帰国。
ハワイ島は公共交通機関が限られるため、レンタカーをシェアできる旅仲間をゲストハウスで見つけるのも賢い手です。
旅は、人との出会い。あるバックパッカーの体験談
僕がハワイのバックパッカー旅で得た一番の宝物は、絶景でもグルメでもなく、間違いなく「人との出会い」でした。
あれは2018年の夏。初めての一人旅で、不安と期待を胸にオアフ島のゲストハウスに泊まった時のことです。共有スペースのソファで縮こまっていた僕に、「どこから来たの?」と声をかけてくれたのが、世界一周中だというスイス人の女性でした。彼女の旅の話は、僕が知っている世界の何倍も広くて、カラフルで…自分の悩みがいかに小さいかを思い知らされました。
その夜、僕らは他の宿泊者たちと一緒にビーチへ。誰かが持ってきたウクレレを弾き、片言の英語で歌い、満点の星空の下で笑い合いました。国籍も年齢もバラバラ。でも、「旅が好き」という共通点だけで、僕らは最高の友達になれたんです。

もちろん、良いことばかりじゃありません。シャワーの順番待ちは当たり前だし、同室の人のいびきで眠れない夜もありました。でも、そんな不便さも含めて、すべてが愛おしい思い出です。あの少し窮屈で、でも温かかったゲストハウスでの経験が、僕を少しだけ強く、そして優しくしてくれた気がします。
まとめ:さあ、あなたの冒険を始めよう
ここまで読んでくれて、本当にありがとうございます。ハワイでのバックパッカー旅、その魅力とリアルが少しでも伝わったなら嬉しいです。
最後に僕が伝えたいのは、ゲストハウスは単なる安い宿じゃないということ。そこは、あなたの冒険の「基地」であり、世界中の旅人との「出会いの交差点」なんです。スタッフに「おすすめのローカルレストランは?」と聞いてみてください。きっと、ガイドブックの何倍も価値のある情報を教えてくれるはずです。
ゲストハウスで出会ったカナダ人の旅人と、早朝のダイヤモンドヘッドで朝日を見た後、ローカルに人気のカフェでパンケーキを頬張った朝。夜のビーチで、名前も知らない誰かとギターを囲んだ時間。そんな、お金では決して買えない瞬間こそが、旅の本当の宝物だと僕は信じています。
さあ、次はあなたの番です。バックパックに少しの勇気と好奇心を詰め込んで、ハワイへ飛び出してみませんか?

ハワイの優しい風と、新しい出会いが、あなたを待っています。最高の思い出を作ってきてくださいね! Aloha!