ハワイ旅行で風邪ひいた…!を乗り越える。現地での対処法から予防策まで完全ガイド
「ハワイ旅行、ずっと楽しみにしてたのに、まさかの風邪…?」
画面の前でそう呟いているあなた、本当に辛いですよね。わかります。せっかくのハワイ、青い海と空の下で思いっきり楽しむはずが、ホテルのベッドで熱っぽいため息をつくなんて…。言葉の壁、慣れない環境、そして何より「このまま旅行が台無しになっちゃうかも」という焦り。その気持ち、痛いほどわかります。
何を隠そう、私自身がハワイで風邪をひいて絶望した経験者だからです。あれは忘れもしない、キラキラ輝くワイキキビーチを目の前にしながら、高熱と頭痛で一歩も動けなかった日。ラナイ(ベランダ)から見えるダイヤモンドヘッドが、なんだか霞んで見えたのを今でも覚えています。「どうしよう、薬は?病院は?」とスマホを握りしめ、心細さでいっぱいでした。
だからこそ、この記事は、過去の私と同じように困っているあなたのために書きました。私の失敗と成功の体験談をすべて注ぎ込み、「ハワイで風邪をひいたらどうすればいい?」というあなたの不安を、具体的な行動に変えるための羅針盤です。この記事を読み終える頃には、きっと心が少し軽くなり、「よし、こうすれば大丈夫だ」と前向きな気持ちになっているはず。さあ、一緒にハワイでの風邪を乗り越えましょう!
南国の楽園の落とし穴?ハワイで風邪をひきやすい3つの理由
「常夏のハワイで、なんで風邪?」って思いますよね。でも実は、ハワイには旅行者が体調を崩しやすい、特有の環境があるんです。主な原因はこの3つ。

1. 強烈な「寒暖差」
冬の日本から到着すると、その気温差に体がびっくり。日中はTシャツ1枚で汗ばむ陽気でも、ショッピングセンターやレストラン、ホテルの中は冷蔵庫のように冷房が効いていることがほとんど。この急激な温度変化に体がついていけず、自律神経が乱れて風邪をひきやすくなるんです。特にディナークルーズの船上や夜の海辺は、想像以上に冷えるので要注意です。
2. 飛行機の「乾燥」と移動の「疲れ」
長時間フライトの機内は、まるで砂漠のように乾燥しています。喉や鼻の粘膜が乾くと、ウイルスの格好の侵入口に。加えて、時差ボケや長旅の疲れがたまると、体の抵抗力は面白いほどガクンと落ちてしまいます。「ハワイに着いたらすぐ遊びたい!」その気持ちを少しだけ抑えて、初日は体を慣らす時間を作るのが、実は旅を最大限に楽しむコツなんです。
3. 「油断」と「非日常」
開放的な気分で、つい夜更かししてしまったり、ガーリックシュリンプにロコモコ、パンケーキ…と美味しい誘惑に負けて胃が疲れてしまったり。そんな小さな「油断」の積み重ねが、免疫力を低下させることも。楽しい非日常だからこそ、意識して休息をとることが大切です。
【症状別】ハワイで風邪をひいたら?まず試したいセルフケア
「あれ、ちょっと喉がイガイガするかも…」風邪のサインを感じたら、悪化させないための初動が肝心です。私もオアフ島で喉の痛みと鼻水に襲われた時、ドラッグストアに駆け込んで、これらのセルフケアでなんとか乗り切りました。
喉の痛み・咳には
まずは水分補給!こまめに水を飲んで、喉を潤しましょう。ABCストアやドラッグストア(CVS、Longs Drugsなど)で手に入る「Halls」や「Ricola」といったのど飴は、ハニーレモン味などが定番で喉の不快感を和らげてくれます。咳が辛い場合は、周りの人への配慮としてマスク着用を忘れずに。

鼻水・鼻づまりには
ハワイの乾いた空気は、鼻の粘膜にも大敵。ドラッグストアで売っている「Saline Nasal Spray(セイリーン・ネイザル・スプレー)」という生理食塩水の点鼻薬は、鼻の中を洗浄・保湿してくれる優れもの。手軽に使えるのでおすすめです。ホテルの部屋が乾燥しているなら、シャワーを浴びた後のバスルームのドアを開けておいたり、濡れタオルを干しておくだけでも違いますよ。
熱・頭痛・体の痛みには
発熱や痛みがある場合は、無理せず安静第一。現地のドラッグストアで市販の解熱鎮痛剤が手に入ります。代表的なのは「Tylenol(タイレノール/成分:アセトアミノフェン)」や「Advil(アドビル/成分:イブプロフェン)」です。日本の薬とは成分や量が違うこともあるので、必ずパッケージの用法・用量を守ってくださいね。
これらのセルフケアで数日様子を見ても症状が改善しない、または悪化するようなら、迷わず病院へ行きましょう。
ハワイのドラッグストア活用術!薬の買い方ガイド
ハワイで体調を崩した時、一番身近な味方になってくれるのが、街の至る所にあるドラッグストアです。特に「CVS/pharmacy」や「Longs Drugs」は品揃えも豊富で頼りになります。
でも、問題は言葉の壁ですよね。大丈夫、簡単なフレーズで十分伝わります。薬剤師さんに相談したい時は、こう切り出してみましょう。

“Excuse me, I have a cold.” (すみません、風邪をひきました)
そして、症状を単語で伝えます。
“Sore throat (喉の痛み), cough (咳), runny nose (鼻水), fever (熱)…”
これだけで、症状に合った薬をいくつか提案してくれますよ。スマホの翻訳アプリを見せるのも賢い方法です。
とはいえ、一番安心なのは、やはり日本から持参する飲み慣れた薬。総合感冒薬、解熱鎮痛剤、胃腸薬などは、「お守り代わり」に必ずスーツケースに入れてきてください。海外の薬が体に合わない可能性もゼロではありませんからね。
【パパ・ママ必見】子供用の風邪薬はどうする?
ハワイ旅行中に、お子さんが急に熱を出す…。親にとっては、自分のこと以上にパニックになりますよね。私も家族旅行中にヒヤッとした経験があります。
子供用の薬も、現地のドラッグストアで手に入ります。「Children's Tylenol」や「Children's Motrin」といった商品が一般的で、子供が飲みやすいようにチェリー味やグレープ味などが揃っているのがアメリカらしいところ。

大切なのは、必ず子供の年齢と「体重」を薬剤師に伝えること。アメリカでは体重に基づいて用量を決めるのが基本です。事前に子供の体重をポンド(lbs)に換算(kg × 2.2)してメモしておくと、とてもスムーズです。
「This is for a 5-year-old, about 40 pounds.」 (5歳で、体重は約18キロの子用です) のように伝えれば、的確な薬を選んでくれます。
それでも不安な場合や、子供が薬を飲んでくれない場合は、無理せず小児科医のいる病院を受診しましょう。
いざという時のために!ハワイで病院を受診する方法
「市販薬を飲んでも良くならない…」そんな時は、無理せず医療機関を頼りましょう。幸い、ハワイには旅行者に優しく、日本語が通じる病院やクリニックがいくつもあります。
ワイキキ周辺で旅行者がよく利用するのは「ドクターズ・オン・コール(Doctors on Call)」や、アラモアナにある「ストラウブ・メディカルセンター(Straub Medical Center)」など。どちらも日本語通訳サービスがあるので、言葉の心配なく診察を受けられます。

受診する際に絶対に忘れてはいけないのが、パスポートと海外旅行保険証です。ハワイ(アメリカ)の医療費は非常に高額で、風邪の診察だけでも数百ドルかかることが珍しくありません。海外旅行保険は「お守り」ではなく「必須装備」です。
保険会社によっては、提携病院で「キャッシュレス診療」が受けられる場合があります。これは、保険会社が直接病院に支払いをしてくれるため、あなたが窓口で高額な現金を支払う必要がない、とても便利なサービス。出発前に、自分の保険がキャッシュレス診療に対応しているか、提携病院はどこかを確認しておくだけで、いざという時の安心感が全く違いますよ。
最高のコンディションで楽しむ!今日からできる風邪予防策
せっかくのハワイ、体調万全で満喫したいですよね。ちょっとした心がけで、風邪のリスクはぐっと減らせます。これは「楽しむための準備」だと思って、ぜひ実践してみてください。
1. 「潤い」をキープする
機内ではマスクを着用し、こまめに水分補給を。ABCストアで売っている可愛いパッケージのハンドサニタイザーや、保湿成分のあるリップクリームを持ち歩くのも、気分が上がっておすすめです。
2. 「羽織るもの」を一枚
薄手のカーディガンやパーカーは、ハワイ旅行。強すぎる冷房対策として、常にバッグに忍ばせておきましょう。特にザ・バス(市バス)の中や映画館は冷えるので油断大敵です。

3. 「ゆとり」のあるスケジュールを
到着初日は、無理に予定を詰め込まず、ホテルのプールサイドで読書をしたり、近くのビーチを少し散歩したりする程度に。体をハワイの時間と気候にゆっくり慣らしてあげましょう。この「何もしない贅沢な時間」が、結果的に旅行全体のコンディションを整えてくれます。
ハワイ旅行と風邪にまつわるQ&A
最後に、皆さんが気になるであろう細かい疑問に、Q&A形式でお答えしますね。
Q. 風邪で旅行をキャンセルする場合、お金は戻ってくる?
A. 航空券やホテルのキャンセル規定によります。予約時に必ず確認しましょう。医師の診断書があれば、加入している海外旅行保険の「旅行変更費用補償特約」などでカバーされる場合があります。まずは保険会社に連絡を。
Q. 日本の薬は持ち込んでも大丈夫?
A. 個人が使用する量の一般的な市販薬なら、まず問題ありません。もし持病の処方薬がある場合は、万が一のために英語の処方箋や薬剤情報提供書があると安心です。
Q. 病院での支払いはクレジットカードでできる?
A. ほとんどのクリニックで主要なクレジットカードが使えます。ただし、念のためある程度の現金(米ドル)も用意しておくと、より安心です。

まとめ:万全の準備で、最高のハワイ旅行を!
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。「ハワイ 風邪」というキーワードで検索して見つけたこの記事が、あなたの不安を少しでも和らげることができたなら、本当に嬉しいです。
ハワイ旅行は、人生の中でも特別な思い出になる素晴らしい体験です。それを体調不良で台無しにしてしまうのは、あまりにもったいない。
でも、もう大丈夫。この記事でご紹介したように、ハワイで風邪をひきやすい理由を知り、予防策を実践し、万が一の時の対処法を頭に入れておけば、何も怖がることはありません。
日本から持参する「お守りの薬」、そして「必須装備の海外旅行保険」。この二つをスーツケースに入れれば、準備は万端。あとは思いっきりハワイを楽しむだけです。
青い海、優しい風、アロハの心。最高のコンディションで、あなたのハワイ旅行が忘れられない素敵な思い出になりますように!

Aloha!