雨季のハワイでも大丈夫!旅がもっと輝く、美しい海を守る「プラスチック対策」

ハワイ旅行の計画、進んでいますか?スーツケースに何を詰めようか、どこのビーチに行こうか…考えるだけでワクワクしますよね。私も、あの甘い空気と優しい日差しを思い出すたびに、すぐにでも飛行機に飛び乗りたくなります。

でも、もし、あなたが心から楽しみにしているハワイの透き通る海が、私たちの捨てたプラスチックで少しずつ曇っているとしたら…?想像するだけで、胸がキュッと締め付けられますよね。大好きなハワイだからこそ、その美しさを永遠に守りたい。そう願うのは、きっと私だけではないはずです。

「でも、旅行中に環境のことまで考えるのは大変そう…」そう思うかもしれません。大丈夫、心配しないでください。実は、ハワイの海を守るアクションは、あなたの旅を窮屈にするどころか、もっと深く、もっと心に残る特別な体験へと変えてくれる魔法なんです。

この記事では、ハワイを愛する一人のファンとして、そして移住アドバイザーとして、旅行者でも気軽に始められる「ハワイのプラスチック対策」を、私の体験談を交えながらたっぷりお伝えします。準備する物から、現地でのちょっとしたコツ、そして雨の日ならではの楽しみ方まで。この記事を読み終える頃には、きっとあなたも「次のハワイでは、これをやってみよう!」と、新しいワクワクを感じているはず。さあ、一緒にハワイの未来を輝かせる旅の準備を始めましょう!

なぜ今、ハワイでプラスチック対策? 私が目にした「忘れられない光景」

私が初めてハワイの海の美しさに心を奪われたのは、もう10年以上も前のこと。シュノーケルを咥えて顔を水につけた瞬間、目の前に広がった色とりどりの魚たちのパレードは、今でも忘れられません。まさに、楽園でした。

ハワイの風景

でも、数年前に訪れた時、思い出のビーチで少し違和感を覚えたんです。波打ち際に、キラキラと光る小さなプラスチックの破片。海面をゆらゆらと漂うビニールの切れ端…。美しいサンゴの間に、無造作に引っかかっている釣り糸。それは、楽園の景色に似つかわしくない、悲しい現実でした。

オアフ島のノースショア、ハレイワのビーチを友人と歩いていた時、「こんなに綺麗な場所なのにね…」と、二人で言葉を失ったのを覚えています。プラスチックごみは、ただ景観を損なうだけではありません。ウミガメ(ホヌ)やアザラシ、鳥たちがエサと間違えて食べてしまい、命を落とす原因になっているのです。

ハワイは、私たち観光客が非日常を楽しむ場所であると同時に、多くの生き物たちと、そこに暮らす人々にとって、かけがえのない故郷です。その美しい自然を守るために、旅人である私たちにできることは、実はたくさんあるんです。

「難しそう」なんて思わないでください。ほんの少し意識を変えるだけで、あなたの旅はもっと豊かになります。私自身、最初は「荷物が増えるかな?」なんて思っていましたが、今ではすっかり楽しみながら続けています。その小さな一歩が、ハワイの美しい海を守る大きな力になるのですから。

旅の準備が楽しくなる! 私の相棒「プラスチック削減グッズ」たち

ハワイの美しい自然を守る旅は、パッキングの段階から始まっています。いつもの持ち物に少し加えるだけで、驚くほどプラスチックごみを減らせるんですよ。ここでは、私の旅に欠かせない「相棒」たちをご紹介しますね!

ハワイの風景

1. 気分が上がる「マイボトル」
ハワイの強い日差しの中では、水分補給が欠かせません。そのたびにペットボトルを買うのは、お財布にも環境にも優しくないですよね。お気に入りのデザインのマイボトルがあれば、ABCストアやカフェで給水させてもらったり、ホテルのウォーターサーバーを使ったりと大活躍!冷たいお水がいつでも飲めるって、本当に快適ですよ。

2. おしゃれな「エコバッグ」はマストアイテム
ハワイではレジ袋が有料、もしくは提供されないお店がほとんど。だからエコバッグは必須です。ファーマーズマーケットで買った新鮮なフルーツを入れたり、お土産を入れたり。ハワイらしいデザインのものを選べば、持っているだけで気分が上がります。小さく折りたためるタイプをいくつかバッグに忍ばせておくと、本当に便利です。

3. ローカルフードを満喫するための「マイカトラリー&容器」
プレートランチやアサイーボウルなど、ハワイのテイクアウトグルメは最高!でも、使い捨てのフォークや容器はやっぱり気になります。竹製やステンレス製のコンパクトなカトラリーセットと、折りたたみ式のフードコンテナがあれば、罪悪感なくローカルフードを味わえます。「これに入れてください」とお願いする、そのひと手間が、旅の良い思い出になりますよ。

4. あると便利な「プラスα」のアイテムたち
他にも、繰り返し使える「みつろうラップ」や、ホテルを減らせる「固形のシャンプー・コンディショナー」、飲み心地の良い「マイストロー」など、探してみると便利なアイテムがたくさん。特に固形シャンプーは、液体漏れの心配もなく、荷物が軽くなるのでおすすめです!

これらのグッズをスーツケースに詰めれば、準備は万端!さあ、いよいよハワイで実践です!

ハワイの風景

ハワイ現地でトライ!旅がもっと楽しくなるアクションリスト

準備したグッズを手に、いよいよハワイの街へ!ここでは、私が実際にハワイで試している、旅がもっと楽しくなる具体的なアクションをご紹介します。ポイントは「楽しむこと」です!

レストランやカフェでの一言
ドリンクを注文する時、「ストローはいりません(No straw, please.)」と伝えてみましょう。最初は少しドキドキするかもしれませんが、お店の人は快く応じてくれます。テイクアウトするなら、先ほど紹介したマイカップやマイ容器の出番!オアフ島の人気カフェ「Island Vintage Coffee」でマイカップを差し出したら、「Awesome!(最高だね!)」と笑顔でコーヒーを淹れてもらえて、なんだかすごく嬉しくなりました。

ビーチでの小さなヒーロー活動
美しいビーチでのんびり過ごす時間、最高ですよね。その時に、もし足元にプラスチックごみが落ちていたら、一つだけ拾ってみませんか? 「ビーチクリーン」なんて大袈裟に考えなくても大丈夫。カイルアビーチで、地元の子供たちが楽しそうにごみを拾っているのを見て、私も自然と真似していました。自分の過ごした場所を、来た時よりも少しだけ綺麗にして立ち去る。それって、すごく素敵なことだと思いませんか?

ホテルでのスマートな選択
連泊するなら、ベッドリネンやタオルの交換を毎日お願いしない「エコプログラム」を利用するのも良い方法です。ドアノブにカードを掛けるだけで、節水や洗剤使用量の削減に協力できます。使い捨てのアメニティも、自分で持ってきたものを使えば、プラスチックごみをぐっと減らせますよ。

お土産選びは「ストーリー」で
お土産を選ぶ時も、ちょっとだけ環境を意識してみましょう。過剰包装のチョコレートより、地元のアーティストが作った布製品や、ハワイ産の素材を使った石鹸など、プラスチックフリーで、かつ作り手の想いが伝わるものを選ぶと、贈る方も受け取る方もハッピーになります。私はホノルルの雑貨店「Olive & Oliver」で見つけた竹製の歯ブラシを、友人へのお土産にしたら、すごく喜ばれました。

ハワイの風景

これらの小さな行動の一つひとつが、美しいハワイを守る大きな力になるんです。

ハワイの「本気」を感じる!私たちを支える現地の取り組み

私たちがこうしてプラスチック対策に気軽に取り組めるのは、ハワイ全体が「本気」でこの問題に向き合っているからなんです。その熱意を知ると、もっと応援したくなりますよ。

ハワイ州は、アメリカの中でも特に環境規制に積極的です。2015年には、大手スーパーなどで使い捨てのプラスチック製レジ袋が禁止になりました。最初は戸惑った人もいたようですが、今では誰もが当たり前のようにエコバッグを持参しています。

さらに、テイクアウトでよく使われる発泡スチロール製の食品容器も、2019年から多くの郡で禁止に。私の友人でハワイに住んでいる子も、「最初は不便だったけど、今はこれが普通。だって、私たちの海を守るためだもの」と誇らしげに話していました。その言葉に、ローカルの人々の海への深い愛情を感じて、胸が熱くなりました。

企業やNPOの活動も本当に盛んです。地元のスーパー「Foodland」ではリサイクルプログラムが充実していますし、「Sustainable Coastlines Hawaii」のような団体が主催する大規模なビーチクリーンイベントには、たくさんのボランティアが集まります。私も一度参加したことがあるのですが、世代を超えてみんなで汗を流す一体感は、忘れられない経験です。

ハワイの風景

もちろん、まだ課題はあります。でも、ハワイの人々は諦めません。私たち旅行者が、彼らのルールや想いを尊重し、少しだけ行動を共にすること。それが、何よりの応援になるはずです。

雨季のハワイも最高!インドアで楽しむプラスチックフリーな時間

「ハワイ旅行、雨季にあたっちゃった…」なんて、がっかりしないでください!雨の日のハワイには、晴れの日とは違う、しっとりとした特別な魅力があるんです。そして、そんな日こそ、プラスチック対策を意識した過ごし方が光ります。

雨が降ったら、美術館や博物館でのんびり過ごすのはいかがでしょう。ホノルルにある「ビショップ・ミュージアム」は、ハワイとポリネシアの文化や歴史を深く知ることができる素晴らしい場所。雨音を聞きながら古代ハワイアンの知恵に触れる時間は、あなたのハワイ観をより豊かなものにしてくれるはずです。

お気に入りのカフェを見つけて、読書にふけるのも最高の贅沢。カイルアの「Island Brew Coffeehouse」のようなローカルに人気のカフェで、マイカップ片手に美味しいハワイアンコーヒーを味わう…。窓の外の濡れた緑を眺めていると、時間が経つのも忘れてしまいます。

ショッピングも、雨の日ならではの楽しみ。プラスチックフリーのアイテムを探しに、オーガニックスーパー「Down to Earth」を覗いてみるのも面白いですよ。「こんなものまであるんだ!」という発見がたくさんあります。量り売りのナッツやドライフルーツを、持参した袋に詰めてもらうのも楽しい体験です。

ハワイの風景

雨上がりの虹、しっとりと輝く植物、そして人々の温かい笑顔。雨季のハワイは、きっとあなたの心に深く刻まれる、特別な思い出をプレゼントしてくれますよ。

まとめ:あなたの旅が、ハワイの虹を守る力になる

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。ハワイのプラスチック対策、いかがでしたか?「意外と自分にもできそう!」と思っていただけたら、とても嬉しいです。

マイボトルやエコバッグの準備から、レストランで「ストローは大丈夫です」と伝える小さな勇気まで。一つひとつは、本当にささやかなことです。でも、その小さな一歩が集まれば、ハワイの美しい海と自然を未来へ繋ぐ、とてつもなく大きな力になります。

完璧を目指す必要なんて、まったくありません。私も、うっかりペットボトルを買ってしまう日もあります。大切なのは、完璧でいることよりも、「大好きなハワイのために、何かしたい」という気持ちを持ち続けること。そして、できることから楽しみながら試してみることだと、私は信じています。

あなたの次のハワイ旅行が、ただ楽しいだけの休暇でなく、美しい海を守り、ローカルの想いに触れる、心豊かな体験になりますように。そして、あなたがハワイで見た美しい虹を、未来の子供たちも見ることができますように。

ハワイの風景

あなたの優しい旅が、ハワイの未来を、もっともっと輝かせることを、心から願っています。 Aloha!

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