ハワイでレンタカー!交通違反の「点数」ってどうなる?旅行前に知りたい全知識

ハワイの青い海と空の下、オープンカーで海岸線をドライブ…考えただけでワクワクしますよね!自由気ままなレンタカーの旅は、ハワイの魅力を満喫する最高の方法の一つです。でも、ふと頭をよぎるのが交通ルールのこと。「もし違反しちゃったら、日本の免許みたいに点数が引かれるの?」「罰金はいくらくらい?」そんなあなたの不安、すごくよく分かります。

こんにちは!ハワイを愛し、何度も訪れるうちにいつしか移住アドバイザーのようなこともしている旅行ブロガーのKAIです。実は、ハワイの交通ルール、特に「点数」の考え方は日本とちょっと違うんです。知らずにいると、せっかくの楽しい旅行に水を差してしまうことも…。

そこでこの記事では、ハワイ在住の友人から聞いたリアルな話や私の体験談を交えながら、旅行者の皆さんが本当に知りたい「交通違反」の疑問に、どこよりも分かりやすくお答えしていきます。これを読めば、もう交通ルールのことで余計な心配は無用!安心して、最高のハワイドライブの計画を立ててくださいね!

ハワイに「点数制度」はある?日本との決定的な違い

まず、一番気になる核心の部分からお話ししますね。「ハワイに交通違反の点数制度はあるの?」という疑問ですが、答えは「YES」です。ただし、日本の運転免許制度とは根本的な考え方が異なります。

日本は、持ち点から違反するごとに点数が引かれていく「減点方式」ですよね。一方、ハワイ(アメリカの多くの州)では、違反するごとにポイントが加算されていく「加算方式」を採用しています。悪いことをするとポイントが貯まっていく、ちょっと嬉しくないポイントカードみたいなイメージです。

ハワイの風景

このポイントが一定数に達すると、免許停止などの重いペナルティが科せられる仕組みです。例えば、24ヶ月(2年)の間に12ポイントが累積すると、免許停止の対象になる可能性があります。

ここで旅行者の皆さんにとって一番大事なポイントは、ハワイでの違反ポイントが、日本の運転免許に直接影響することは基本的にないということです。ハワイでスピード違反をしたからといって、日本のゴールド免許がブルーになるわけではありません。まずは、ひと安心ですよね。

でも、「じゃあ罰金だけ払えばいいや」と軽く考えるのは絶対にNG!罰金の支払いはもちろんですが、違反が悪質だったり、未払いだったりすると、ハワイ州内での運転資格が停止され、「次回のハワイ旅行でレンタカーが借りられない…」なんて事態にもなりかねません。楽しい思い出を作るためにも、ルールはしっかり守るのが大前提です!

旅行者が特に注意したい!ポイントが加算される主な交通違反

では、具体的にどんな違反をするとポイントが加算されるのでしょうか?ここでは、特に旅行者がうっかりやってしまいがちな違反を、私のヒヤリハット体験も交えてご紹介します。

速度超過(スピード違反):「景色に見とれて…」が一番危ない!

ハワイのドライブで最も多い違反が、何を隠そうスピード違反です。特にオアフ島の東海岸やノースショアへ向かうカメハメハ・ハイウェイのような道は、景色が最高なあまり、ついついアクセルを踏み込んでしまいがち…。

ハワイの風景

私の友人は、制限速度35マイル(約56km/h)の区間を50マイル(約80km/h)で走行していて、パトカーに止められた経験があります。その時の罰金は$200近く、違反ポイントは3点だったそうです。超過速度が大きくなるほど、罰金もポイントも跳ね上がります。

最近のGoogleマップには速度制限が表示される機能があるので、ナビを使う際はぜひオンにしておきましょう。それが一番簡単で確実なスピード違反対策になりますよ。

飲酒運転(DUI):これは「違反」ではなく「犯罪」です

これだけは、絶対に、絶対にやめてください。ハワイの開放的な雰囲気で飲むお酒は格別ですが、飲んだら乗るな、は世界共通の鉄則です。ハワイでは飲酒運転を「DUI (Driving Under the Influence)」と呼び、交通違反というより「犯罪」として非常に厳しく取り締まっています。

血中アルコール濃度0.08%以上で検挙されると、即逮捕、留置所に一晩…なんてことも。罰金も高額なうえ、免許停止、裁判所への出頭、弁護士費用など、その後の負担は計り知れません。ポイントがどうこう、というレベルの話ではないのです。「ちょっと一杯だけ」が、あなたの人生を左右する可能性があることを、心に刻んでおいてください。

信号無視と一時停止(STOPサイン):「止まるフリ」は通用しません

日本では「止まれ」の標識で少しスピードを落とすだけの「止まるフリ」運転を見かけますが、ハワイでそれをやると一発で捕まります。赤い八角形の「STOP」サインがある場所では、必ずタイヤの回転を完全に止めて、左右の安全を確認してください。これは本当に徹底されています。

ハワイの風景

特に、交差点での赤信号での右折(ルール上許可されている場所が多い)の際も、一旦停止が義務付けられています。これを怠って右折し、パトカーにサイレンを鳴らされた観光客を何度も見かけたことがあります。焦らず、しっかり止まる。これがハワイの運転の基本です。

駐車違反:ワイキキの縁石の色に要注意!

「ちょっとだけなら…」と路肩に停めたら、戻ってきたときフロントガラスに黄色い違反切符が…これも旅行者あるあるです。特にワイキキ周辺では、縁石の色で駐車ルールが決められています。

赤色は「駐車禁止」、黄色は「商業用の積み下ろし専用」、緑色は「時間制限あり」など、ルールは複雑。よく分からなければ、色付きの縁石には停めないのが一番安全です。ビーチの駐車場も無料のところはすぐに満車になるので、時間に余裕を持って行動するか、有料パーキングを利用するのが賢明ですよ。

もし違反してしまったら?点数の確認と対応方法

どれだけ気をつけていても、うっかり違反してしまう可能性はゼロではありません。万が一、違反切符(Citationと言います)を切られてしまったら…?焦らず、落ち着いて対応しましょう。

自分の違反ポイント、どうやって確認するの?

違反ポイントは、切られた違反切符に記載されていることが多いです。もし切符をなくしてしまったり、ポイント数が分からない場合は、オンラインで確認する方法があります。

ハワイの風景

Hawaii State Judiciary(ハワイ州司法府)のウェブサイト「eTraffic」で、名前や免許証番号、違反切符の番号などを入力すると、自分の違反履歴やポイントを確認できます。サイトは英語ですが、ブラウザの翻訳機能を使えば、だいたいの内容は理解できるはずです。

どうしても分からなければ、最寄りの警察署(District Court)の窓口で尋ねることもできますが、旅行の貴重な時間を考えると、まずはオンラインで試してみるのがおすすめです。

違反点数が累積したらどうなる?

先ほどお話しした通り、24ヶ月で12ポイント以上になると免許停止の対象となります。これはハワイ州内での運転が禁止されるということ。「次のハワイ旅行でレンタカーが借りられない…」という事態は避けたいですよね。

短期の旅行者が免許停止になるケースは稀ですが、ハワイが大好きで年に何度も訪れるリピーターの方や、長期滞在を計画している方は、自分の累積ポイントをしっかり把握しておくことが重要です。もし累積ポイントについて不安があれば、交通違反専門の弁護士に相談することも選択肢の一つです。

ハワイでの安全運転で、最高の思い出を!

ここまで、少し厳しいお話もしてきましたが、ルールを知っておくことは、自分自身と大切な同乗者を守ることに繋がります。そして何より、余計なトラブルを避けて、ハワイ旅行を120%楽しむための準備です。

ハワイの風景

ハワイのドライバーは、総じて穏やかで親切です。クラクションを鳴らす人は少なく、車線変更でも快く譲ってくれる「アロハ・スピリット」が根付いています。あなたもぜひ、「急がば回れ」のアロハな気持ちでハンドルを握ってください。

美しい景色に感動し、風を感じながら走るハワイでのドライブは、きっと忘れられない思い出になります。安全運転を心がけて、あなただけの特別なハワイの旅を満喫してくださいね!

よくある質問(FAQ)

最後に、皆さんからよく寄せられる質問にお答えしますね!

Q1. 違反切符(チケット)をなくしてしまいました!どうすればいいですか?
A. 焦りますよね!私も昔、駐車違反の切符をどこかにやってしまってパニックになったことがあります(笑)。大丈夫、記録は残っています。まずは「eTraffic」のウェブサイトで、自分の名前などから違反を検索してみてください。そこで見つかれば、オンラインで罰金の支払いが可能です。見つからない場合は、裁判所に電話するか、窓口に行く必要があります。

Q2. 罰金はクレジットカードで払えますか?
A. はい、オンラインでの支払いはクレジットカードが主流です。ただし、数ドル程度の手数料(Convenience Fee)がかかる場合がほとんどです。郵送で小切手(Money Order)を送る方法もありますが、旅行者にとってはオンラインが一番手軽で確実です。

ハワイの風景

Q3. 国際免許証に、違反したことが記録されたりしますか?
A. いいえ、国際免許証自体に何かを書き込まれたり、スタンプを押されたりすることはありません。違反記録は、あくまでハワイ州のシステムにあなたの名前と共に登録される形になります。

Q4. 交通違反の罰金って、海外旅行保険でカバーされますか?
A. 残念ながら、罰金そのものは保険の対象外です。ただし、万が一、違反が原因で事故を起こしてしまい、相手への賠償や弁護士が必要になった場合、その費用は保険でカバーされる可能性があります。出発前に、ご自身の保険に「個人賠償責任」や「弁護士費用特約」が付いているか確認しておくと、いざという時のお守りになりますよ。

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