ハワイで日本の薬が恋しい!移住者・留学生が知るべき薬局の探し方と活用術
ハワイでの新生活。キラキラした毎日に胸を躍らせる一方で、ふと頭をよぎるのが「もしもの時」のこと。特に、体調を崩した時の薬ってどうすればいいんだろう…?
そんな小さな、でも大切な不安を抱えているあなたへ。その気持ち、すごくよくわかります。私自身、ハワイに移住した当初は同じ不安でいっぱいでしたから。
慣れない環境での体調不良、いつも飲んでいる薬が手に入らない焦り、英語でのコミュニケーションの壁…。考え始めるとキリがありませんよね。でも、安心してください。この記事では、あなたのそんな不安を解消するために、ハワイ在住の私が実体験を交えながら「ハワイで日本の薬局のように頼れる場所」を見つけるための具体的な方法を、心を込めてお伝えします。
移住、留学、ロングステイ。それぞれのスタイルに合わせた薬との付き合い方があります。この記事を読み終える頃には、薬に関する不安がスッと軽くなり、ハワイライフへのワクワクがもっと大きくなっているはず。さあ、一緒に見ていきましょう!
知らないと戸惑うかも?ハワイの、日本との「3つの大きな違い」
まず、ハワイの薬局事情について、基本的な知識をアップデートしておきましょう。日本と同じ感覚でいると、いざという時に「え、そうなの!?」と戸惑ってしまうかもしれません。

ハワイには、CVS PharmacyやLongs Drugs(CVS傘下)、Walgreensといった巨大なドラッグストアが至る所にあります。風邪薬や鎮痛剤などの一般的な市販薬(OTC医薬品と呼ばれます)は、ここで気軽に手に入ります。でも、日本とは大きく違う点が3つあるんです。
1. 薬のラインナップが違う!
私が最初に驚いたのは、薬の種類の違いです。日本では当たり前に買える総合感冒薬や特定の胃腸薬が、ハワイでは見つからないことがよくあります。逆に、日本では処方箋が必要な成分の薬が、市販薬として売られていることも。初めてドラッグストアに入った時は、その広さと商品の多さに圧倒されつつも、「いつものあの薬がない…」と少し心細くなったのを覚えています。
2. 薬剤師さんとのコミュニケーション
もちろん、会話は基本的に英語です。処方箋薬を受け取る時や、どの市販薬が良いか相談したい時、英語に自信がないと少しハードルが高いと感じるかもしれません。でも大丈夫。後ほど、簡単なコミュニケーションのコツもお伝えしますね。
3. 保険のシステムが違う
これが一番重要かもしれません。日本の健康保険は、ハワイでは使えません。つまり、病院にかかったり薬を購入したりする費用は、原則として全額自己負担になります。だからこそ、渡航前が本当に大切なんです。
これらの違いを踏まえて、渡航前にぜひやっておいてほしいことがあります。まず、持病がある方はもちろん、普段よく飲む薬があるなら、十分な量を持参すること。そして万が一に備え、かかりつけ医に「英文の処方箋(または診断書)」を作成してもらうと、現地で医師にかかる際に非常にスムーズです。そして、何よりも海外旅行保険への加入は絶対に必須です。治療費だけでなく、薬代もカバーしてくれるプランを選んで、心から安心してハワイ生活をスタートさせてくださいね。

ハワイで日本の薬を探すなら?頼れる選択肢とそれぞれの特徴
「じゃあ、具体的にどこへ行けば日本の薬や、それに近いものが手に入るの?」と思いますよね。ここからは、ハワイで日本の薬を探すための具体的な選択肢を、私の経験も交えながらご紹介します。
一番心強い味方になってくれるのが、やはり日本語が通じる日系の薬局です。特にオアフ島には、ワイキキやアラモアナ周辺に、日本人旅行者や在住者にとって駆け込み寺のような薬局がいくつか存在します。
例えば、日本人薬剤師さんが常駐している薬局では、まるで日本の薬局にいるかのように、きめ細やかな相談が可能です。私も一度、ひどいアレルギー症状が出てしまった時にお世話になりました。症状を日本語で細かく伝えられるだけで、どれだけ安心したことか…。日本の市販薬や健康食品、サプリメントなども扱っていて、「ああ、これこれ!」と慣れ親しんだパッケージを見つけると、ホッとしますよ。
ただし、知っておきたい注意点も。輸入品になるため、価格は日本で買うより少し割高になる傾向があります。また、品揃えも店舗の規模によりますので、「この薬が絶対に欲しい」という場合は、事前に電話で在庫を確認するのが確実です。
日系の薬局以外にも、意外な場所で日本の薬に出会えることも。友人が「二日酔いで死にそうな時、ABCストアで日本の有名な胃腸薬(のハワイ版)を見つけて救われた!」と話していました。ドン・キホーテ(Don Quijote)や日系スーパーのニジヤマーケット、マルカイなどでも、一部の日本の医薬品や健康食品が手に入ることがあります。

オンラインでの個人輸入という手もありますが、私はあまりお勧めしません。偽物や粗悪品のリスク、高額な送料や関税、そして何より届くまでに時間がかかります。体調が悪い時に、すぐ手に入らないのは辛いですよね。やはり、信頼できる場所で、専門家と相談しながら選ぶのが一番安心だと私は思います。
【在住者推薦】ハワイの頼れる日系・日系フレンドリーな薬局
いざという時のために、具体的な薬局をいくつか知っておくと、心の余裕が生まれます。ここでは、私が実際に利用したり、友人から評判を聞いたりしている、頼りになる薬局のタイプをご紹介しますね。
ワイキキやアラモアナ周辺には、日本語対応を前面に出している薬局が点在しています。看板に日本語が書かれているのですぐにわかるはず。こうした薬局の最大の魅力は、日本人または日本語が堪能な薬剤師さんがいること。薬のことはもちろん、時にはハワイの気候に合わせた体調管理のアドバイスをくれることもあり、本当に心強い存在です。
私がよく耳にするのは、「症状を丁寧に聞いてくれて、最適な薬をいくつか提案してくれた」「日本の薬の説明書きも用意してあって分かりやすかった」といったポジティブな声です。まるで、かかりつけの薬局がハワイにもできたような感覚ですね。
一方で、「観光客も多く利用するので時間帯によっては少し待つことがある」という声も。もし訪れるなら、時間に少し余裕を持っておくと良いでしょう。事前にウェブサイトで営業時間を確認しておくのも忘れずに。

自分にとって「ここなら安心」と思える薬局を一つ見つけておくだけで、ハワイでの生活の安心感が格段にアップしますよ。ぜひ、散歩がてら近所の薬局をリサーチしてみてください。
ハワイの薬局で慌てない!薬を買う時の注意点とスマートな伝え方
日系薬局が近くにない場合や、急を要する時は、現地のドラッグストアを利用することになります。その際に慌てないための、実践的なアドバイスをお伝えしますね。
まず、処方箋なしで買える市販薬(Over-the-Counter / OTC)と、医師の処方箋が必要な薬(Prescription)があるのは日本と同じです。軽い頭痛や鼻水くらいなら、市販薬で十分対応できます。
私が初めてハワイのドラッグストアで薬を買った時、その種類の多さに圧倒され、どれを選べばいいか途方に暮れました。成分表示ももちろん英語。そんな時、勇気を出して薬剤師(Pharmacist)に声をかけました。英語でのコミュニケーションは少し緊張しますが、大切なのは具体的な症状を伝えることです。
ただ「I have a headache.(頭が痛いです)」と言うだけでなく、例えばこんな風に伝えてみてください。

- 「It's a sharp, throbbing pain.(ズキズキする鋭い痛みです)」
- 「I have a stuffy nose and a sore throat.(鼻が詰まって、喉が痛いです)」
- 「Do you have something for an upset stomach?(胃のむかつきに効くものはありますか?)」
簡単な単語とジェスチャーでも、一生懸命伝えようとすれば、彼らは親身に耳を傾けてくれます。その時の薬剤師さんの優しさと的確なアドバイスは、今でも忘れられません。
保険については、海外旅行保険に加入していれば、支払った医療費や薬代を後から請求できます。レシート(Receipt)は必ず、絶対に保管しておきましょう。薬局によっては、保険請求用の書類作成に協力してくれることもあります。
また、ハワイの気候は薬の保管にも注意が必要です。車内に置きっぱなしにするのは厳禁。直射日光を避け、涼しい場所で保管してくださいね。困ったことがあれば、遠慮なく「Pharmacist, please!」と相談してみてください。きっとあなたの助けになってくれますよ。
もっと快適なハワイ生活のために。知って得する薬局活用術
最後に、ハワイでの毎日を健康で快適に過ごすために、薬局を賢く活用するヒントをお届けします。備えあれば憂いなし、です!
まず、日本から持参する「お守り薬」リスト。私が必ずスーツケースに入れるのは、飲み慣れた風邪薬、胃腸薬、鎮痛剤、そして絆創膏です。特に胃腸薬は、日本のものが自分の体に一番合う気がします。これらがあるだけで、精神的な安心感が全然違います。

ハワイのドラッグストアでも、Tylenol(アセトアミノフェン系鎮痛剤)やAdvil(イブプロフェン系鎮痛剤)など、定番の薬はすぐ手に入ります。成分を覚えておくと、日本の薬の代わりを探す時に役立ちますよ。
もし症状が重く、病院に行くことになったら、慌てずに。緊急時は「911」に電話します。ハワイには日本語が通じるクリニックや、日本人スタッフがいる総合病院もあります。滞在先や勤務先の近くにある日本語対応可能な医療機関を、事前にリストアップしておくと、いざという時に本当にスムーズです。
また、健康維持のために、現地のサプリメントを試してみるのも楽しいですよ。ハワイは健康志向が高いので、オーガニックストアやドラッグストアには高品質なサプリが豊富に揃っています。ビタミンCや、日本ではあまり見かけないハーブのサプリなど、見ているだけでもワクワクします。
自分に合った方法で上手に情報を集め、薬や健康に関する不安を解消していきましょう!
まとめ:準備はOK?安心してハワイライフを楽しもう!
今回は、「ハワイ 日本 の 薬局」をテーマに、移住や長期滞在で役立つ薬との付き合い方について、私の経験をたっぷり詰め込んでお話ししました。いかがでしたか?

ハワイでの薬の不安、少しは軽くなったでしょうか。最後に、大切なポイントをもう一度おさらいしましょう。
- 渡航前の準備が何より大切! 飲み慣れた薬の持参、英文処方箋の用意、そして海外旅行保険への加入は三種の神器です。
- 頼れる場所を知っておこう! 滞在先の近くにある日系薬局や、日本語対応のクリニックを事前にリサーチしておくだけで安心感が違います。
- 困った時は、一人で抱え込まない! 薬局の薬剤師さんや、現地の友人に、勇気を出して相談してみてください。きっと温かく助けてくれます。
ハワイでの生活は、日本では味わえない素晴らしい経験の連続です。この記事が、あなたの薬に関する不安を取り除き、ハワイライフを心から満喫するための一助となれば、これほど嬉しいことはありません。
さあ、準備は万端!最高のハワイ生活へ、一歩踏み出しましょう!