【ハワイの運転】レンタカーは怖くない!在住者が教える失敗しない運転ルール完全ガイド
アロハ! ハワイ旅行の計画、胸が躍りますよね。キラキラの太陽、どこまでも続く青い海、そして頬をなでる優しい風…。そんな最高の景色の中を、好きな音楽をかけて、自分のペースでドライブする。考えただけで、最高の旅になりそうだと思いませんか?
でも、ふと頭をよぎるのが「ハワイでの運転って、実際どうなんだろう?」という不安。「右側通行でしょ?」「標識の意味がわからなかったらどうしよう…」「駐車ルールが難しそう…」なんて、心配事が次々と浮かんできたり。
わかります、その気持ち! 私も初めてハワイでハンドルを握った日は、心臓がバクバクでした。ウインカーを出そうとして、ワイパーを思いっきり動かしちゃったのは、今では笑い話です(笑)。
でも、安心してください。ハワイの運転は、いくつかのポイントさえ押さえておけば、決して難しくありません。この記事では、ハワイに精通した私が、旅行者の皆さんがつまずきがちなポイントを徹底的に、そしてどこよりも分かりやすく解説します。教科書的なルールの羅列じゃなく、「これさえ知っておけば、ハワイの道はもう怖くない!」と心から思える、リアルな情報だけを詰め込みました。さあ、一緒に不安をワクワクに変えていきましょう!
まずはこれだけ!ハワイ運転の「基本のキ」5箇条
ハワイでのドライブを安全に楽しむために、絶対に外せない基本ルールがあります。まずはこの5つを、お守りのように心に刻んでおいてくださいね。

1. 右側通行・左ハンドル
日本と真逆の右側通行、左ハンドル。これはもう、頭で考えるより体で慣れるしかありません。特に、交差点を曲がる時が要注意!「右折は大きく、左折は小さく」と呪文のように唱えながら運転しましょう。最初のうちは、助手席の人に「右!右!」と声をかけてもらうのも効果的ですよ。
2. 速度は「マイル」表示
ハワイの速度標識はすべて「マイル」表示です。1マイルは約1.6km。つまり、「25mph」と書いてあったら、それは時速約40kmです。フリーウェイはだいたい55mph(約88km/h)くらいが上限。最初は戸惑いますが、周りの車の流れに乗ることを意識すれば大丈夫。特に住宅街やスクールゾーンは、速度制限が厳しいので気をつけてくださいね。
3. 「STOP」サインでは完全停止!
これが本当に大事!「STOP」の赤い八角形の標識を見たら、必ずタイヤの回転を完全に止めて3秒数えるくらいの気持ちで一時停止してください。警察は、この一時不停止を厳しく見ています。「ちょっと止まるフリ」は絶対に見逃してくれません。実際に、これで切符を切られた友人を何人も見てきました…。
4. 歩行者優先は絶対!
横断歩道はもちろん、そうでない場所でも、歩行者が道を渡ろうとしていたら必ず停止して譲りましょう。これはハワイの鉄則です。歩行者優先の精神は、ハワイの「アロハ・スピリット」そのもの。ドライバーも歩行者も、お互いをリスペクトする文化が根付いています。
5. シートベルトは全員着用
運転席・助手席はもちろん、後部座席もシートベルトの着用が義務付けられています。「ちょっとそこまでだから…」という油断は禁物。また、小さなお子様には年齢や身長に応じたチャイルドシートが法律で定められています。レンタカー予約時に、忘れずにチャイルドシートもリクエストしましょう。

知ってると差がつく!ハワイの交通ルール応用編
基本を押さえたら、次は一歩進んだローカルルール。これをマスターすれば、あなたもハワイの運転マスターに近づけますよ!
「赤信号でも右折OK」のルール
これ、知らないと交差点で戸惑うナンバーワンかもしれません。ハワイでは、赤信号でも、安全を確認した上で右折することができます。ただし、「NO TURN ON RED(赤信号時右折禁止)」の標識がある場所ではダメ。右折する前には、必ず一時停止して、左から来る車や横断中の歩行者がいないか、しっかり確認してくださいね。
超重要!「All-Way Stop」交差点
信号のない交差点で、すべての方向に「STOP」サインがある場所。これが「All-Way Stop」です。ここでのルールはシンプルで、「交差点に先に到着した車から順番に進む」というもの。同時に着いた場合は、右側の車が優先です。自分の順番をしっかり覚えて、他のドライバーとアイコンタクトを取りながらスムーズに通過しましょう。
駐車の鍵は「縁石の色」にあり!
ワイキキなどで駐車場を探すとき、路上パーキングはとても便利。でも、停める前に必ず縁石の色をチェックしてください!
- 赤色:駐車絶対禁止!消防区域など、一瞬でも停めたら即レッカー移動の可能性大です。
- 黄色:商業用の荷物の積み下ろし専用。一般車は停められません。
- 緑色:短時間駐車OK。ただし、「15 MINUTES」など時間制限が書かれているので注意。
- 青色:障がい者専用の駐車スペースです。許可証がない車は駐車できません。
- 色が塗られていない:基本的に駐車OK。ただし、近くに駐車禁止の標識がないか確認しましょう。
パーキングメーターは、コインのほか、クレジットカードや専用アプリ(PayByPhoneなど)で支払えるものが増えています。時間を超えると高額な罰金の対象になるので、アラームをセットしておくのがおすすめです。

もしもの時も慌てない!違反とトラブル対処法
どんなに気をつけていても、うっかり違反してしまったり、トラブルに巻き込まれたりすることはあります。でも、正しい対処法を知っていれば、パニックになる必要はありません。
交通違反で止められたら…
パトカーに後ろにつかれて「ウーウー」とサイレンを鳴らされたら、それは停車の合図。慌てずに、安全な場所に車を寄せて停車し、エンジンを切ります。警察官が来るまで、両手をハンドルの上に置いて待つのがマナー。免許証、レンタカーの契約書、保険証の提示を求められるので、すぐに取り出せるように準備しておきましょう。
違反切符(チケット)を渡されたら、その場でサインを求められます。これは違反を認めるものではなく、受け取ったことを確認するサインです。罰金は絶対に無視しないでください。後日、レンタカー会社を通じて高額な手数料とともに請求が来たり、将来のアメリカ入国に影響したりする可能性もあります。
事故や故障が起きたら
万が一の事故。まずは落ち着いて、全員の安全を確認します。怪我人がいる場合は、すぐに「911」に電話!警察と救急車を呼びましょう。物損事故の場合でも、必ず警察に連絡して事故証明(ポリスレポート)を作成してもらうことが重要です。その後、速やかにレンタカー会社に連絡し、指示を仰いでください。
だからこそ、レンタカーの保険は、多少高くても補償が手厚いプランに加入しておくことを心からお勧めします。安心を買うと思って、ここはケチらないのが賢明です。

ハワイの運転をもっと楽しむためのヒント&FAQ
最後に、ハワイでのドライブを最高に楽しむための、ちょっとしたコツとよくある質問にお答えしますね。
Q. 国際運転免許証は必要?
A. 日本の有効な運転免許証とパスポートがあれば、入国から1年間は運転できます。なので、国際免許証は必須ではありません。ただ、万が一の事故やトラブルの際に、身分証明としてスムーズに手続きが進むことがあるので、持っているとより安心です。
Q. ナビは必要?
A. スマホのGoogleマップやWaze(ウェイズ)といったアプリで十分です!リアルタイムの交通情報も反映されるので、むしろ高機能。ただ、場所によっては電波が届きにくいこともあるので、あらかじめ目的地のエリアの地図をオフラインでダウンロードしておくと完璧です。
Q. 渋滞はひどい?
A. オアフ島のホノルル周辺では、平日の朝(6時〜9時頃)と夕方(15時〜18時頃)に通勤ラッシュで渋滞します。この時間帯に空港や遠出の予定を入れる場合は、時間にかなり余裕を持って行動しましょう。フリーウェイには、複数人乗車している車専用の「HOVレーン」や、時間帯によって車線が変動する「ジッパーレーン」など、渋滞緩和のための仕組みもあります。
Q. ハワイらしい運転マナーってある?
A. あります!それは「譲り合いのアロハ・スピリット」です。ハワイの人は、あまりクラクションを鳴らしません。道を譲ってもらったら、窓から手を出して「シャカサイン🤙」で感謝を伝えるのがローカル流。せかせかせず、ゆったりした気持ちでハンドルを握ることが、一番の安全運転のコツかもしれません。

まとめ:ルールを守って、最高の思い出の1ページを!
ここまで読んでくれて、ありがとうございます!ハワイの運転ルール、もうイメージが掴めたのではないでしょうか?
最初は少しドキドキするかもしれませんが、大丈夫。ルールは、あなたを縛るものではなく、あなたと大切な人の安全を守ってくれる味方です。
時間に追われず、美しい景色に「わぁ!」と声を上げ、気になるカフェがあれば気軽に立ち寄る。そんな自由気ままなドライブは、あなたのハワイ旅行を、きっと何倍も豊かで忘れられないものにしてくれます。
さあ、ハワイの風を感じながら、あなただけの特別なロードトリップへ出かけましょう!安全運転を心がけて、最高の思い出を作ってくださいね!
Mahalo nui loa!(マハロ・ヌイ・ロア / 本当にありがとう!)
