ハワイ旅行のレンタカー保険、知っておくべきこと全部教えます!
アロハ!ハワイの青い空とどこまでも続く海岸線、想像するだけで胸が高鳴りますよね。カイルアの絶景ビーチを目指したり、ノースショアで本場のガーリックシュリンプを味わったり…自由気ままなドライブは、ハワイ旅行の醍醐味です。
でも、その最高の計画に少しだけ水を差すのが、レンタカーカウンターでの「保険、どうしますか?」の質問。専門用語が並んだ書類を前に、頭が真っ白になった経験、ありませんか?
「とりあえず全部入っておけば安心?」
「でも、料金が高くなるのはちょっと…」
「クレジットカードの保険で足りるのかな?」
その気持ち、痛いほど分かります。私自身、ハワイ移住前は何度も旅行で訪れ、レンタカーの保険選びで頭を悩ませてきました。だからこそ、あなたの不安を解消し、心からドライブを楽しめるよう、ハワイ在住者の視点から「ハワイ レンタカー 保険」のすべてを、どこよりも分かりやすく、正直にお伝えします。この記事を読み終える頃には、あなたはもう保険のプロ。自信を持ってカウンターに立てるはずですよ!
なぜハワイのレンタカー保険はこんなに重要?3つのリアルな理由
「日本でも運転してるし、安全運転すれば大丈夫でしょ?」そう思う気持ちも分かります。でも、ハワイ(アメリカ)には、日本とは違う「万が一」に備えなければならない、切実な理由があるんです。

1. 賠償額がケタ違い!
もし事故で相手にケガをさせてしまったら…。ハワイでは、医療費や訴訟になった場合の賠償額が、日本の比ではありません。数千万円、時には億を超える請求も現実に起こり得ます。保険なしで対応するのは、ほぼ不可能です。これは脅しではなく、ハワイで運転する上での常識なんです。
2. 「え、ここに停めてたのに…」が日常茶飯事
ハワイは安全なイメージがありますが、残念ながら車上荒らしや駐車中の当て逃げは少なくありません。私も一度、アラモアナセンターの広い駐車場で、ドアに小さな引っかき傷を見つけたことがあります。犯人は見つからず…。あの時、自己負担ゼロの車両保険に入っていて、心底ホッとしたのを今でも覚えています。
3. 慣れない交通ルールとマナー
右側通行、赤信号でも右折OK(NO TURN ON REDの標識がなければ)など、日本とは違う交通ルールに戸惑うことも。フリーウェイの合流や、ローカルの運転スピードに最初はドキドキするはず。どんなに気をつけていても、「ヒヤリ」とする瞬間は訪れるものです。そんな時の精神的なお守りとしても、保険は絶大な効果を発揮します。
楽しい旅行を悪夢に変えないために。保険は単なる出費ではなく、最高の思い出を守るための投資だと考えてくださいね。
呪文みたい?保険の種類をスッキリ整理!これで迷わない
カウンターで「SLIは付けますか?CDWはどうします?」なんて早口で聞かれても、もう大丈夫。大切なのは、たった3つの役割を理解することです。

① 相手への補償(人・モノ)
これが最も重要です。事故の相手の治療費や、壊してしまった車・モノへの賠償金をカバーします。
・追加自動車損害賠償保険(SLI / LIS)
レンタカーの基本料金に含まれる賠償保険は、正直言って最低限。万が一の訴訟社会アメリカで自分を守るため、補償額を大幅にアップさせるこの保険は「必須」と考えてください。ほとんどのレンタカー会社で加入を強く勧められますが、これはセールストークではなく、本当に必要だからです。
② 借りた車の補償
事故や盗難、当て逃げなどでレンタカー自体に損害が出た場合、その修理代などをカバーしてくれます。
・車両損害補償制度(CDW / LDW)
これに加入すると、車の修理費の自己負担が免除、または減額されます。ただし、注意したいのが「免責額」。これは「〇〇ドルまでは自己負担ですよ」という金額のこと。どうせなら、免責金額がゼロになるフルカバープランを選ぶのが断然おすすめです。少し料金は上がりますが、駐車中の小さな傷一つで数万円が飛んでいく心配から解放されますよ。
③ 自分と同乗者の補償
自分や同乗者がケガをした場合の治療費や、携行品が盗難にあった場合の損害をカバーします。
・搭乗者傷害保険/携行品保険(PAI / PEC)
この部分は、後述するクレジットカード付帯の海外旅行保険でカバーされていることが多いです。もしお手持ちのカード保険が充実しているなら、ここは節約できるポイントかもしれません。
【節約の鍵】あなたに最適な保険プランを見つける3ステップ
「じゃあ、結局どうすれば一番お得で安心なの?」その疑問にお答えします。この3ステップで進めれば、無駄なく、あなたにピッタリの保険が選べますよ。
Step 1:最強の味方!「クレジットカード付帯保険」を徹底チェック
まず最初に確認すべきは、お手持ちのクレジットカードです。特にゴールドカード以上のカードには、海外旅行保険が自動で付帯していることが多く、これが大きな節約につながります。

でも、「たぶん付いてるはず」は危険!必ずカード裏面の電話番号に連絡し、以下の3点を確認してください。
- 「ハワイでのレンタカー利用時、保険は適用されますか?」
- 「車両保険(CDW/LDWに相当するもの)は含まれていますか?その場合の自己負担額(免責額)はいくらですか?」
- 「相手への賠償責任保険(SLIに相当するもの)はカバーされますか?」
私の経験上、多くのカードは「車両保険」はカバーしてくれても、「相手への賠償」は対象外か、補償額が心もとないケースがほとんど。でも、車両保険だけでもカバーできれば、レンタカー会社で加入する保険を一つ減らせますよね。これは大きな違いです!
Step 2:足りない部分を「レンタカー会社の保険」で賢く補う
クレジットカードの保険内容が分かったら、その"すき間"を埋めるようにレンタカー会社の保険を選びます。
【パターンA】クレカで車両保険がカバーできる場合
→ レンタカー会社では、最重要の「追加自動車損害賠償保険(SLI)」にだけ加入します。これで相手への補償は万全。一番スマートで節約効果の高い方法です。
【パターンB】クレカの保険が使えない・不安な場合
→ 迷わず「SLI」と「免責ゼロのCDW/LDW」の両方がセットになったパッケージプランを選びましょう。「フルカバーパッケージ」などの名前で提供されています。料金は高くなりますが、これが最強の安心パックです。ハーツ(Hertz)やエイビス(Avis)などの大手では、日本からの予約サイトで最初からこのフルカバープランが基本になっていることも多いですよ。

Step 3:主要レンタカー会社ごとの特徴を知っておく
最後に、会社ごとのちょっとした特徴を知っておくと、さらに選びやすくなります。
- ハーツ(Hertz)、エイビス(Avis):大手ならではの安心感。空港の便利な立地にカウンターがあり、車両も新しいことが多いです。日本からの予約だとフルカバープランが基本で分かりやすいのが魅力。
- アラモ(Alamo)、エンタープライズ(Enterprise):比較的リーズナブルなプランが見つかりやすいです。空港のセルフチェックイン機(キオスク)を使えば、カウンターの長い列をスキップできることも。
- ニッポンレンタカー、日産レンタカー:なんといっても日本語が通じる安心感は絶大。保険の説明も丁寧に日本語で受けたい、という方には最高の選択肢です。
知らないと後悔するかも…保険の落とし穴と注意点
完璧なプランを選んだつもりでも、思わぬ落とし穴が…。これだけは知っておいてください。
「フルカバー」でも対象外がある?
多くの保険では、タイヤ・ホイール、窓ガラス、車の鍵の紛失、ロードサービス(ガス欠やバッテリー上がり)などは対象外となっている場合があります。契約書にしっかり目を通すか、カウンターで「Is the tire and glass covered?(タイヤとガラスは補償されますか?)」と一言聞いておくと安心です。
保険が適用されないケース
飲酒運転や無謀な運転は論外ですが、意外と見落としがちなのが「契約者・登録運転手以外の運転」と「未舗装路の走行」です。友達に「ちょっと運転してみてよ」と気軽にハンドルを渡したり、絶景を求めて砂利道に入ったりすると、万が一の際に保険が一切適用されなくなってしまいます。ルールは絶対に守りましょう。
もしもの時も慌てない!事故・トラブル対応マニュアル
万が一、事故やトラブルに遭ってしまったら…。パニックにならず、この手順を思い出してください。

- 安全の確保と警察への連絡(911)
まずは自分と同乗者、相手の安全を確保。ケガ人がいる場合はすぐに「911」に電話し、救急車(Ambulance)と警察(Police)を要請します。物損事故でも、必ず警察を呼びましょう。 - レンタカー会社へ連絡
契約書やキーホルダーに記載されている緊急連絡先に電話し、指示を仰ぎます。 - 証拠を残す
落ち着いて、事故現場や車の損傷箇所の写真を色々な角度から撮っておきましょう。相手の免許証や保険情報も写真に撮らせてもらうのがベストです。 - ポリスレポートをもらう
警察官から事故証明書(ポリスレポート)の番号を必ずもらってください。後の保険手続きで絶対に必要になります。
この流れをスマホのメモ帳などに入れておくと、いざという時に本当に役立ちますよ。
まとめ:最高のハワイ旅行は「安心」という土台があってこそ
ここまで、ハワイのレンタカー保険について、かなり詳しくお話ししてきました。最初は複雑に感じたかもしれませんが、ポイントさえ押さえれば、もう何も怖くありません。
大切なのは、出発前に少しだけ時間をとって、自分のプランを立てておくこと。どの保険に入り、どのくらい費用がかかるのかを把握しておくだけで、現地のカウンターでの余裕がまったく違ってきます。
最後に、後悔しないための最終チェックリストです。
- クレジットカードの保険内容は電話で確認したか?
- 相手への補償(SLI)は万全か?
- 借りる車の補償(CDW/LDW)は免責ゼロになっているか?
- 契約者以外は運転しないなど、ルールを守る意識はあるか?
このチェックリストがすべてYESなら、もう準備は万端!

保険という安心の翼を手に入れて、ハワイの雄大な自然の中へ、思いっきり羽ばたいてください。あなたの旅が、キラキラした最高の思い出でいっぱいになることを、心から願っています!