ハワイ旅行が10倍楽しくなる!ロコが愛する絶品ロコフード案内
待ちに待ったハワイ旅行!青い海、心地よい風、咲き誇る花々…想像するだけで、もう心が躍りますよね。でも、ふとこんな風に思ったことはありませんか?「ハワイって、パンケーキとガーリックシュリンプ以外に何が美味しいんだろう?」「せっかくなら、観光客向けじゃない、本当にローカルが愛するものを食べてみたい!」
もしあなたがそう感じているなら、この記事はきっとお役に立てるはずです。こんにちは!ハワイの魅力に取り憑かれ、ついには移住までしてしまった旅行ブロガーの私が、今回はハワイの食文化の真髄、「ハワイ ロコフード」の奥深い世界へご案内します。
ロコフードは、単なる「ハワイのご飯」ではありません。それは、ハワイの歴史や文化、そしてそこに暮らす人々の温かい心がぎゅっと詰まった、まさに「食べるアロハスピリット」。この記事を読み終える頃には、あなたのハワイ旅行の計画に「ロコフード巡り」という、最高の楽しみが加わっているはずですよ。
そもそも「ハワイのロコフード」って何?その魅力の正体
「ロコフード」という言葉、なんとなく聞いたことはありますよね。これは、ハワイに暮らす人々、つまり「ロコ」が普段から食べている、気取らないローカルフードのこと。でも、その魅力は「安くて美味しい」だけじゃないんです。
私が初めてハワイのプレートランチを食べた時の衝撃は、今でも忘れられません。ワイキキから少し足を延ばした、ローカルが集まる小さなデリ。そこで手渡されたお弁当箱の蓋を開けると、白いご飯の上に、甘辛く煮込まれたお肉、クリーミーなマカロニサラダ、そしてちょこんと添えられたキムチが乗っていました。日本、アメリカ、韓国…この小さなお皿の上が、まるで地球の縮図みたい!と感じたんです。

そう、ハワイのロコフードの最大の魅力は、その「多様性」にあります。かつてサトウキビプランテーションで働くために、世界中から多くの移民がハワイへやって来ました。日本、中国、フィリピン、ポルトガル、プエルトリコ…。彼らが持ち寄った故郷の味が、ハワイの豊かな食材と出会い、長い年月をかけて混ざり合い、今のロコフードというユニークな食文化を創り上げたのです。
だからロコフードを味わうことは、ハワイの歴史そのものを知ること。一口食べれば、ハワイがどれだけ多くの文化を受け入れ、独自の美しい形にしてきたかが、きっとわかるはずです。
これだけは押さえたい!ハワイ ロコフードの代表選手たち
さあ、ここからは具体的なメニューをご紹介します!数えきれないほどあるロコフードの中から、「まずはこれを食べてみて!」と心からおすすめしたい、私の大好きなメニューを厳選しました。あなたの「食べたいものリスト」が、きっといっぱいになりますよ!
ポケ(Poke):ハワイ版・究極の海鮮丼
新鮮なマグロ(アヒ)などをぶつ切りにして、醤油やごま油、海藻(リム)などで和えた、ハワイを代表するソウルフード。日本のヅケにも似ていますが、もっとカジュアルでバリエーション豊かなのが特徴です。
スーパーのデリコーナーには色とりどりのポケがずらりと並び、見ているだけでワクワクします。おすすめは、炊きたてのご飯の上に好きなポケを乗せてもらう「ポケボウル」。醤油ベースの「シャoyuポケ」や、ピリ辛マヨネーズで和えた「スパイシーアヒ」が定番ですが、タコ(タコポケ)やキムチと和えたものも絶品!

ローカル気分を味わうなら、ぜひフードランドなどのスーパーで勇気を出して指差しオーダーに挑戦してみてください。「Two choice, please!(2種類お願いします!)」と言えば、あなただけのオリジナルポケボウルが完成しますよ。
ガーリックシュリンプ:香りがたまらないB級グルメの王様
オアフ島のノースショア名物としてあまりにも有名ですが、これは絶対に外せません。たっぷりのガーリックとバター(またはオリーブオイル)で炒めたエビは、その香ばしい匂いだけでご飯が何杯でもいけちゃいそう!
有名店のワゴンはいつも行列ですが、並んででも食べる価値はあります。お店によってガーリックの効かせ方やスパイシーさが違うので、友達とシェアして食べ比べるのが最高に楽しいんです。「殻ごと食べられるの?」とよく聞かれますが、カリカリに揚がった殻は香ばしくて美味しいので、私はいつもそのままワイルドにいただいちゃいます!
ロコモコ:ハワイの愛されパワーフード
ご飯の上にハンバーグと目玉焼きを乗せ、グレイビーソースをたっぷりかけた、シンプルながらも中毒性の高い一皿。ハワイ島ヒロの小さなレストランで、お腹を空かせた若者たちのために生まれたと言われています。
B級グルメと侮るなかれ。ハワイの太陽の下で思いっきり遊んだ後に体に染み渡る、最高のエネルギーチャージなんです。お店によっては、ハンバーグが照り焼きチキンになったり、ソースがキノコのクリームソースだったりとアレンジも豊富。あなたのお気に入りのロコモコを探すのも、旅の楽しみの一つですね。

カルアピッグ:トロトロ食感の伝統的なごちそう
豚を丸ごと「イム」と呼ばれる地中のオーブンでじっくり蒸し焼きにする、ハワイの伝統的なお祝い料理。フォークで簡単にほぐれるほどホロホロになったお肉は、スモーキーな香りと凝縮された旨味がたまりません。
プレートランチの定番メニューで、キャベツと一緒に炒められることも多いです。少し塩気が強いので、ポイ(後述します)やご飯と一緒に食べると、最高のバランス!ハワイの家族の温かさを感じるような、優しい味わいです。
サイミン(Saimin):ハワイ生まれの心温まるラーメン
日本のラーメン、中国の麺、フィリピンのパンシットなどが融合して生まれた、ハワイ独自の麺料理。エビで出汁をとったあっさり透明なスープに、少し柔らかめの縮れ麺が特徴です。トッピングにはチャーシュー、ネギ、そしてなぜかナルトが定番。
派手さはないけれど、食べるとホッとする、まさにハワイのソウルフード。少し肌寒い朝や、夜食にぴったり。コショウをたっぷりかけて食べるのがローカル流です。
どこで食べる?ロコフードを味わえるおすすめスポット
「美味しいロコフード、どこで食べられるの?」そんなあなたのために、私が実際に足を運んで「ここは間違いない!」と感じたお店や場所を、こっそりお教えします。

オアフ島:定番から穴場まで
- ヘレナズ・ハワイアン・フード(Helena's Hawaiian Food):伝統的なハワイ料理を食べるなら、ここは絶対に外せません。カルアピッグやラウラウ(タロの葉で豚肉などを包んで蒸したもの)は絶品。いつもローカルで賑わう名店です。本物のハワイの味に出会える場所です。
- レインボー・ドライブイン(Rainbow Drive-In):カパフル通りにある、ロコに愛され続けるドライブイン。ミックスプレートは安くてボリューム満点!古き良きハワイの空気を感じながら、テイクアウトして公園で食べるのが最高です。
- パイオニア・サルーン(Pioneer Saloon):こちらもカパフル通りにある、日本人オーナーが営むおしゃれなプレートランチ店。ガーリックアヒステーキなど、少し繊細で日本人の口に合うメニューが豊富。お店の雰囲気も素敵です。
マウイ島・ハワイ島・カウアイ島
- マウイ島 / Geste Shrimp Truck:カフルイの港近くに出没する、真っ赤なフードトラック。ここのガーリックシュリンプはオアフ島の名店に負けない美味しさ!レモンをギュッと絞って食べるのがおすすめです。
- ハワイ島 / Cafe 100:ロコモコ発祥の地・ヒロにある聖地。30種類以上のロコモコメニューがあり、選ぶのに迷ってしまいます(笑)。ロコモコの歴史を感じながら、元祖の味を堪能してください。
- カウアイ島 / Pono Market:カパアにある小さなマーケットですが、ここのポケとカルアピッグは島一番と評判です。テイクアウトして、近くのビーチで食べるのがカウアイスタイル。
ロコフード旅を「最高」にする3つの魔法
最後に、あなたのロコフード体験をさらに豊かにするための、ちょっとしたコツをお伝えします。これを知っているだけで、旅の楽しさが格段にアップしますよ!
魔法1:謎の紫ペースト「ポイ」に挑戦してみる
ロコフード店でよく見かける、紫色のペースト状の食べ物「ポイ」。タロイモを蒸してすり潰したもので、ハワイアンの主食です。正直に言うと、初めて食べたときは、その独特の酸味に「…?」となるかもしれません。私もそうでした。
でも、これこそがハワイからの挑戦状だと思って、ぜひ試してみてください!塩気の強いカルアピッグや、脂の乗ったロミロミサーモンと一緒に食べると、ポイの酸味が口の中をさっぱりさせてくれて、最高の箸休めになるんです。この組み合わせの妙に気づいた時、あなたはもう立派なロコフード通です!
魔法2:「黄金比」でプレートランチを注文する
プレートランチを注文するとき、ローカルは決まってこう言います。「Two scoops rice, one scoop mac salad!(ライス2杯にマカロニサラダ1杯!)」。これが、ハワイのプレートランチの黄金比。お店によってはご飯をフライドライスや玄米に変更できたりもします。
飲み物は、ハワイアンサンやPOG(パッション・オレンジ・グアバ)ジュースが定番。もちろん、コナビールなどのハワイアンビールとの相性も抜群です。この組み合わせで、あなたもロコ気分を味わってみてください。

魔法3:お土産には「思い出の味」を連れて帰る
お土産にマカデミアナッツチョコレートも良いですが、ぜひスーパーで「ロコフードの素」を探してみてください。ポケ用のシーズニング、フリフリチキン(ハワイ風照り焼きチキン)のソース、ハワイアンソルトなど、日本に帰ってからもハワイの味を再現できるアイテムがたくさんあります。
旅の思い出を食卓で再現する…これって、最高に素敵なお土産だと思いませんか?
まとめ:ハワイの心に触れる、最高の食体験を!
ここまで、ハワイのロコフードの魅力について、私の愛をたっぷり込めてお話ししてきました。いかがでしたか?
ハワイのロコフードは、ただお腹を満たすためだけのものではありません。それは、ハワイの太陽と大地が育んだ恵みであり、様々な文化が交じり合った歴史の証であり、そして何より、ハワイの人々が大切にしてきた「アロハ」という温かい心そのものなのです。
ガイドブックに載っている有名店を巡るのも素晴らしい体験です。でも、もし勇気があるなら、ふらっと立ち寄った名前も知らないお店で最高の味に出会う、そんな偶然の出会いも楽しんでみてください。片言の英語とジェスチャーで注文したプレートランチが、忘れられない思い出になることもあります。

次のハワイ旅行では、ぜひ胃袋のスペースをたくさん空けて、この愛すべきロコフードたちを心ゆくまで堪能してくださいね。あなたの旅が、美味しい笑顔でいっぱいになりますように。Mahalo!