ハワイの風をこの一杯に。マイタイ完全ガイド〜本当に美味しい飲み方、教えます〜

「ハワイ カクテル マイタイ」で検索して、このページにたどり着いたあなた。きっと、これから始まるハワイ旅行に胸を躍らせているか、あるいは、あの楽園の思い出に浸りたくて、うずうずしている頃じゃないでしょうか?

わかります、その気持ち。青い海と空、頬をなでる優しい風…そんな最高のロケーションで、ひんやり冷たいトロピカルカクテルを味わう瞬間。想像しただけで、最高ですよね。

私も、初めてハワイでマイタイを飲んだ日のことは、今でも鮮明に覚えています。ワイキキの夕暮れ、空がオレンジとピンクのグラデーションに染まる中、友人とグラスを合わせたあの瞬間…。「楽園って、本当にあったんだ」と心から思いました。

この記事は、単なるマイタイの紹介ではありません。私がハワイで実際に足を運び、心から「美味しい!」と感じたお店のリストであり、あの感動をあなたにも体験してもらうための、親友からの招待状のようなものです。歴史やレシピはもちろん、ローカルだけが知る楽しみ方まで、愛を込めて全部お伝えしますね。さあ、一緒に最高のマイタイを探す旅に出かけましょう!

そもそも「マイタイ」ってどんなカクテル?楽園の味のヒミツ

ハワイの象徴ともいえるマイタイですが、実はその生まれ故郷はハワイではない、ってご存知でしたか?

ハワイの風景

物語は1944年、カリフォルニア州オークランドにある「トレーダー・ヴィックス」というレストランバーから始まります。オーナーのヴィクター・バージェロンが、タヒチから訪れた友人のために、上質なジャマイカ産ラムをベースに、ライムジュース、オレンジキュラソー、オルジェー(アーモンド)シロップなどをシェイクして即興でカクテルを作りました。

それを一口飲んだ友人たちは、タヒチ語で「Maita'i roa ae!(マイタイ・ロア・アエ!)」と叫んだそうです。これは「最高!」「この世のものとは思えない!」という意味。これが、この伝説的なカクテルの名前の由来になったんです。なんだか素敵なエピソードですよね。

その後、ハワイが観光地として人気を博す中で、このトロピカルなカクテルはハワイのイメージと完璧にマッチし、広く愛されるようになりました。今では、お店ごとにレシピが異なり、パイナップルジュースやオレンジジュースを加えた、よりフルーティーで飲みやすい「ハワイアン・スタイル」のマイタイもたくさんあります。

だからこそ、ハワイでのマイタイ巡りは面白いんです。お店の数だけ、個性豊かなマイタイとの出会いが待っています。クラシックでキリッとした一杯もあれば、ジュースたっぷりでゴクゴク飲めちゃう一杯も。あなたのお気に入りは、一体どんな味なんでしょう?

【シーン別】ハワイで最高のマイタイが飲める店|在住者が本気で選ぶ名店リスト

「じゃあ、具体的にどこで飲めばいいの?」そんな声が聞こえてきそうですね。お任せください!数え切れないほどマイタイを飲んできた私が、シチュエーション別に「ここは間違いない!」と太鼓判を押すお店を厳選してご紹介します。

ハワイの風景

《王道&絶景》ワイキキで「これぞハワイ!」を体験するならココ!

まずは、誰もが憧れるワイキキの絶景を眺めながら、最高の思い出を作れる王道のお店から。

ロイヤルハワイアンホテル「マイタイ・バー」
「ピンクパレス」の愛称で親しまれる、あの美しいホテルのビーチサイドにあるバーです。ここは、ハワイにおけるマイタイの歴史を語る上で絶対に外せない場所。ダイヤモンドヘッドを望む最高のロケーションで、波の音をBGMに飲む一杯は、まさに格別です。

ここのマイタイは、ジュース感を抑えたクラシックなスタイル。甘すぎず、ラムの風味がしっかりと感じられる大人の味わいです。「ハワイに来たんだな」と実感させてくれる、魔法のような一杯ですよ。夕暮れ時は混み合うので、少し早めの時間に行くのがおすすめです。

デュークス・ワイキキ「Duke's Waikiki」
アウトリガー・ワイキキ・ビーチ・リゾート内にある、いつも陽気な活気に満ちたレストラン&バー。伝説のサーファー、デューク・カハナモクに捧げられたこの場所は、カジュアルな雰囲気で誰もが楽しめます。

ここの「Duke's Mai Tai」は、パイナップルやオレンジジュースをたっぷり使った、フルーティーで飲みやすいハワイアン・スタイルの代表格。ビーチから水着のまま立ち寄れる気軽さも魅力です。ハッピーアワーを狙えば、お得に楽しむこともできますよ!

ハワイの風景

ハウス・ウィズアウト・ア・キー「House Without a Key」
ハレクラニホテルにあるこの屋外レストランは、樹齢100年を超えるキアヴェの木の下で、フラとハワイアンミュージックの生演奏を楽しめる、夢のような場所。サンセットタイムは本当にロマンチックで、特別な日のディナーにもぴったりです。

ここでいただくマイタイは、洗練されていて上品そのもの。優雅な音楽とフラに包まれながら、ゆっくりと味わう時間は、きっと忘れられない思い出になるはず。少しドレスアップして訪れたい、大人のための空間です。

《通&穴場》ローカルに愛される個性派マイタイを求めて

観光客で賑わう場所もいいけれど、一歩踏み込んで、ローカルが集うお店のドアを開けてみませんか?そこには、もっとディープなハワイが待っています。

ラ・マリアナ・セーリング・クラブ「La Mariana Sailing Club」
ワイキキから少し足を伸ばしたサンドアイランドにある、まさに「隠れ家」という言葉がぴったりのティキバー。一歩足を踏み入れると、そこはまるで1950年代にタイムスリップしたかのような、ノスタルジックな空間が広がっています。

薄暗い店内に、たくさんのティキ(神様の像)やガラスの浮き球が飾られ、雰囲気は満点。ここのマイタイは、古き良き時代のレシピを守った、力強くもバランスの取れた味わいです。観光客向けのバーとは一線を画す、本物のティキカルチャーに触れたいなら、絶対に訪れるべき場所です。

ハワイの風景

チャックス・セラー「Chuck's Cellar」
オハナ・ワイキキ・イースト・バイ・アウトリガーの地下にある、地元で人気のステーキハウス。観光客はあまり知らない、まさに穴場です。ここの魅力は、美味しい料理はもちろん、バーカウンターでサクッと飲める気軽さと、そのコスパの良さ!

気取らない雰囲気の中で飲むマイタイは、なんだかホッとする味。バーテンダーとの会話を楽しみながら、ローカル気分で一杯やるのに最高の場所です。プライムリブのディナーと一緒に楽しむのもおすすめですよ。

おうちが楽園に!ハワイの風を感じる「マイタイ」簡単レシピ

ハワイの思い出が恋しくなったり、次の旅行まで待ちきれなかったり…そんな時は、おうちでマイタイを作ってみませんか?シェーカーがなくても大丈夫。驚くほど簡単に、あのトロピカルな味を再現できますよ。

私がいつも作っている、失敗知らずの黄金比レシピをご紹介しますね!

【材料(1杯分)】

ハワイの風景
  • ホワイトラム:30ml
  • ダークラム:15ml(風味付け。なければホワイトラムだけでもOK)
  • ホワイトキュラソー(またはトリプルセック):15ml
  • パイナップルジュース:60ml
  • オレンジジュース:30ml
  • ライムジュース:15ml(できれば生搾り)
  • オルジェー(アーモンド)シロップ:小さじ1(なければガムシロップで代用可)
  • 飾り用:カットパイナップル、ミントの葉、マラスキーノチェリーなど

【作り方】

  1. グラスに氷をたっぷり入れます。(これが美味しく作る一番のコツ!)
  2. 飾り以外の材料をすべてグラスに注ぎ、マドラーなどでよくかき混ぜます。
  3. (シェーカーがある場合)シェーカーに氷と材料を入れ、表面がキンキンに冷えるまで15秒ほどシェイク!グラスに注ぎます。
  4. 最後に、カットパイナップルやミントを飾れば完成!見た目も華やかにすると、気分がぐっと上がりますよ。

【もっと美味しくなるワンポイントアドバイス】
ラムを少し良いものにすると、味が格段にレベルアップします。ダークラムを最後にそっと浮かべるように注ぐ「フロート」にすると、見た目のグラデーションも綺麗で、飲むたびに味が変化して楽しいですよ。

ノンアルコールで楽しみたい時は、ラムを抜いて、代わりにソーダやジンジャーエールを加えてみてください。お子様も喜ぶ「バージン・マイタイ」の出来上がりです!

もっと深く楽しむためのマイタイ豆知識 Q&A

マイタイについてもう少し詳しくなると、次の一杯がもっと美味しく、もっと楽しくなるはず。よく聞かれる質問に、Q&A形式でお答えしますね!

Q1. アルコール度数はどれくらい?飲みすぎ注意?
A1. レシピにもよりますが、一般的には15〜25度前後と、カクテルの中ではやや高めです。ジュースが入っていて口当たりが良いので、ついつい飲みすぎてしまいがち。ハワイの強い日差しの下で飲むと、思った以上に酔いが回りやすいので、お水をチェイサーに、ゆっくり楽しむのがおすすめです。私の友人は、ビーチで2杯飲んだだけでぐっすりお昼寝してました(笑)。

ハワイの風景

Q2. チップってどうすればいいの?
A2. ハワイではチップは必須のマナーです。バーでカクテルを頼んだ場合、料金の18〜22%が目安です。簡単な計算方法は、レシートに記載されている「Tax(税金)」を2倍して、少し上乗せする感じ。気持ちの良いサービスを受けたら、ぜひ感謝を込めて渡してくださいね。

Q3. 「オリジナル・マイタイ」と「ハワイアン・マイタイ」って何が違うの?
A3. 簡単に言うと、「オリジナル」はカリフォルニアで生まれた当初のレシピに近く、ラムの風味とライムの酸味が効いたキリッとした味わいです。一方、「ハワイアン」は、ハワイで広まる過程でパイナップルやオレンジジュースが加えられ、よりトロピカルで甘く、フルーティーに進化したスタイル。どちらも魅力的なので、ぜひ飲み比べてみてください!

まとめ:さあ、あなただけの「最高のマイタイ」を見つけに行こう!

ここまで、ハワイのマイタイの魅力をたっぷりとお伝えしてきましたが、いかがでしたか?

マイタイは、ただの美味しいカクテルではありません。それは、ハワイの太陽のきらめき、心地よい波の音、そして人々の笑顔が溶け込んだ、「飲むハワイの思い出」そのものなんです。

ワイキキの絶景バーでロマンチックに味わう一杯も、ローカルが集う穴場バーで陽気に楽しむ一杯も、どちらもあなたの旅を忘れられないものにしてくれるはず。

ハワイの風景

この記事を読んで、「次のハワイでは、あのバーに行ってみよう!」「自分だけのお気に入りマイタイを見つけたい!」と、少しでもワクワクしてくれたなら、これ以上嬉しいことはありません。

さあ、準備はいいですか?あなただけの最高のマイタイが、ハワイで待っています。最高の思い出を作る旅へ、今すぐ出かけましょう!

Mahalo!

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