ハワイの夜が一生の宝物に。心に刻む高級ディナーとレストラン選びの全知識
アロハ!ハワイの魅力に取り憑かれ、気づけば移住までしてしまった旅行ブロガーのKAIです。
「ハワイ 高級ディナー」でこの記事にたどり着いたあなたは、きっと「せっかくのハワイ旅行、ディナーで絶対に失敗したくない」「大切な人との記念日だから、心から満足できる最高の夜にしたい」そんな強い想いを抱えているのではないでしょうか。
その気持ち、痛いほどよく分かります。僕も初めてのハワイ旅行で、彼女(今の奥さんです)の誕生日を祝うために、それはもう必死でお店を探しました。ネットの情報を読み漁り、慣れない英語で電話予約して…。あの時のドキドキと、ディナーを終えた時の満ち足りた幸福感は、今でも僕たち夫婦の忘れられない旅の思い出です。
ただ美味しいだけじゃない。ロケーション、雰囲気、サービス、そのすべてが一体となって、旅の記憶を何倍にも鮮やかにしてくれるのがハワイの高級ディナーの魅力です。この記事では、僕自身の体験とたくさんの友人たちの声をもとに、あなたにピッタリの高級ディナー体験を叶えるための情報を、余すところなくお伝えしますね。さあ、最高の夜をデザインする冒険へ出かけましょう!
【目的別】ハワイの高級ディナー、絶対に外さない鉄板レストラン5選
星の数ほどあるハワイのレストラン。どこを選べばいいか迷ってしまいますよね。ここでは「こんな夜を過ごしたい」というあなたの目的に合わせて、僕が心からおすすめできる5つのお店を厳選しました。実際に訪れた時のリアルな感想も交えてご紹介します!

- La Mer(ラ・メール):とにかくロマンチックに。記念日やプロポーズに最適なフレンチの最高峰。
- Alan Wong's Honolulu(アラン・ウォンズ):食の冒険を楽しみたいグルメなあなたへ。ハワイの恵みが詰まった革新的な一皿。
- The Signature Prime Steak & Seafood(ザ・シグネチャー):息をのむ絶景に感動!きらめく夜景がご馳走のステーキハウス。
- Orchids(オーキッズ):ダイヤモンドヘッドを望む開放感。エレガントだけど気取らないサンセットディナー。
- Mariposa(マリポサ):ショッピング後のご褒美に。洗練された空間で楽しむ創作料理とオーシャンビュー。
1. La Mer(ラ・メール):天国に一番近いレストランで、究極のロマンティックを
もしあなたが、人生で一度は体験したい「究極のディナー」を探しているなら、答えはハレクラニホテルにある「La Mer(ラ・メール)」以外にありません。ここは、ハワイで唯一、フォーブス5つ星とAAA(トリプルエー)5ダイヤモンドの両方を獲得している、正真正銘の最高級フレンチレストランです。
一歩足を踏み入れた瞬間に感じる、洗練された静けさ。オープンエアのダイニングから聞こえる優しい波の音。そして、目の前に広がるワイキキの海。正直、料理が運ばれてくる前から感動で胸がいっぱいになります。
料理は、まさに芸術品。季節の食材を活かしたコースは、どれも繊細で、見た目の美しさはもちろん、口に運ぶたびに新しい発見があります。特に、フォアグラを使った一皿は、多くの食通を唸らせる逸品ですよ。
ここは特別な場所だからこそ、予約と準備は抜かりなく。ディナーは男性の長ズボンと襟付きシャツが必須のドレスコードがあります。予約時に窓側の席をリクエストするのを忘れずに。サンセットに合わせて予約すれば、燃えるような夕焼けが、二人の時間をドラマチックに演出してくれます。予算あたり$300~ですが、それは一生モノの体験へのチケットだと思ってください。
2. Alan Wong's Honolulu(アラン・ウォンズ):食の常識が変わる、感動のハワイアン・キュイジーヌ
「せっかくハワイに来たんだから、ここでしか食べられないものを!」そんな探求心旺盛なあなたには、「Alan Wong's Honolulu(アラン・ウォンズ)」を強くおすすめします。オバマ元大統領も足繁く通ったというこのお店は、ハワイの食文化に革命を起こしたアラン・ウォン氏の旗艦店です。

初めて訪れた時、「これがハワイ料理…?」と衝撃を受けたのを覚えています。アヒ(マグロ)やマヒマヒといった地元の魚介、カウアイ島のエビ、ハワイ島で育った野菜。馴染みのある食材が、シェフの魔法にかかると、全く新しいハワイの食材を活かした革新的な一皿に生まれ変わるんです。
看板メニューの「Da Bag」は、テーブルで袋を開けると、魚介の豊かな香りがふわっと広がるエンターテイメント性あふれる一品。五感すべてで楽しむ、とはこのこと。デザートの「ココナッツソルベ」も、見た目のサプライズと繊細な味わいで、最後まで感動が続きます。
超人気店なので、予約は1ヶ月以上前が基本。ドレスコードはスマートカジュアルでOKです。ワイキキの中心部から少し離れた場所にありますが、その距離を移動してでも訪れる価値は十分にあります。食を通じてハワイの奥深さを知る、そんな知的な夜を過ごせますよ。
3. The Signature Prime Steak & Seafood(ザ・シグネチャー):きらめく夜景が、最高のスパイス
「やっぱりハワイの夜景を一望しながら食事がしたい!」そんな王道の願いを、最高の形で叶えてくれるのが「The Signature Prime Steak & Seafood」です。アラモアナホテルの36階に位置し、エレベーターの扉が開いた瞬間に広がるパノラマビューには、誰もが「わぁ…」と声を上げてしまいます。
眼下にはワイキキの街の灯りが宝石のようにきらめき、遠くにはダイヤモンドヘッドのシルエット。この最高のロケーションこそが、このレストラン最大のご馳走かもしれません。

もちろん、料理も一級品。店名が示す通り、熟成されたプライムビーフのステーキは絶品です。完璧な焼き加減でサーブされ、ナイフを入れると、じゅわっと肉汁が溢れ出します。シーフードも新鮮で、特にロブスタービスクは濃厚でクリーミー。ぜひ試してみてください。
ハッピーアワーの時間帯は、お得にこの絶景と料理を楽しめるので狙い目。記念日なら、予約時にその旨を伝えて窓際席をリクエストしましょう。予算は一人あたり$150~と、ロケーションを考えれば非常に良心的。記憶にも写真にも残る、華やかな一夜を約束してくれます。
4. Orchids(オーキッズ):潮風が心地よい、エレガントな海辺の楽園
「最高級のLa Merは少し緊張するかも…。でも、ハレクラニのエレガントな雰囲気は味わいたい」そんなあなたにピッタリなのが、同じホテル内にある「Orchids(オーキッズ)」です。
La Merがフォーマルな「夜会」なら、Orchidsは開放感あふれる「ガーデンパーティ」といった趣。目の前には芝生の庭が広がり、その向こうにはダイヤモンドヘッドと青い海。この景色は、ワイキキ広しといえど、ここでしか味わえない特別なものです。
ランチやサンデーブランチも大人気ですが、僕のおすすめはディナータイム。夕日が空と海をオレンジ色に染め上げるサンセットタイムはまさにマジックアワー。ロマンチックな雰囲気に包まれながら、地中海料理にインスパイアされたハワイらしい料理を堪能できます。

リゾットやパスタ、新鮮なシーフードグリルなど、どれも素材の味を活かした優しい味わい。肩の力を抜いて、美味しい食事と会話を楽しみたいカップルや、家族での記念日ディナーにも最適です。ドレスコードもスマートカジュアルで、La Merより気軽に利用できるのも嬉しいポイントですね。
5. Mariposa(マリポサ):ショッピングのご褒美は、天空のテラスで
アラモアナセンターでのショッピングを楽しんだ後、「この気分のまま、素敵なディナーに行きたいな」と思ったら、迷わずニーマン・マーカスの最上階にある「Mariposa(マリポサ)」へ向かいましょう。ここは、ショッピングの喧騒を忘れさせてくれる、まさに天空のオアシスです。
特に、アラモアナ・ビーチパークを見渡せる広々としたテラス席(ラナイ)は最高に気持ちがいい!爽やかな風を感じながらいただく食事は格別です。まずテーブルに運ばれてくる、ほんのり甘い名物のポップオーバーとチキンコンソメスープが、これからの食事への期待感を高めてくれます。
料理は、環太平洋地域の食文化を取り入れた、独創的で彩り豊かなものばかり。見た目も華やかなので、思わず写真を撮りたくなりますよ。シャンパンやカクテルの種類も豊富で、ショッピングの戦利品を眺めながら乾杯、なんていうのも最高の贅沢です。
ランチのイメージが強いかもしれませんが、サンセットからディナーにかけての時間帯も雰囲気抜群。予約の際はぜひラナイ席をリクエストしてみてください。特別な日だけでなく、「ハワイでの素敵な一日」を締めくくるのに、これほどふさわしいレストランはありません。

ハワイの夜を120%楽しむ!高級ディナー成功のための3つの秘訣
さあ、行きたいお店は決まりましたか?最高の夜にするために、あともう少しだけ準備をしておきましょう。僕の失敗談も交えながら(笑)、絶対に押さえておきたい3つのポイントをお伝えします。
1. 予約:旅の計画と同時に始めるのが鉄則!
「予約なんて、ハワイに着いてからでいいや」なんて思っていたら、まず希望のお店には入れません!特に今回ご紹介したような人気店は、予約は旅の計画と同時にスタートさせるのが鉄則です。週末やサンセットの時間帯は、1〜2ヶ月前から埋まることもザラにあります。
多くのレストランは「OpenTable」という予約サイトに対応しているので、まずはそこから空き状況をチェックしましょう。もし満席でも諦めないで。直接レストランの公式サイトから予約できたり、電話をすると意外と席が取れたりすることもありますよ。電話でリクエストを伝える際は、「Window seat, please.(窓側の席をお願いします)」や「We are celebrating our anniversary.(記念日のお祝いなんです)」と一言添えるだけで、お店側の配慮も変わってきます。
2. ドレスコード:恥をかかないための服装ガイド
せっかくの高級ディナー、Tシャツに短パンでは雰囲気も台無しですし、お店によっては入店を断られてしまうことも。ドレスコードは事前に必ず確認しましょう。
よく聞く「スマートカジュアル」や「リゾートフォーマル」は、具体的にはこんな感じです。

- 男性:襟付きのシャツ(アロハシャツもOKな場合が多い)に長ズボン(チノパンやスラックス)。靴は革靴か、キレイめなデッキシューズやローファーで。ビーチサンダルやスニーカーは避けましょう。
- 女性:ワンピースや、ブラウスにスカート・パンツの組み合わせ。足元はサンダルでも、ヒールのあるものや、デザイン性のあるキレイめなものを選びましょう。
一つアドバイス!ハワイのレストランは冷房がかなり効いていることが多いので、女性は薄手のカーディガンやストールを一枚持っていくと、温度調節ができて本当に重宝しますよ。
3. 予算とチップ:スマートな支払いで最後まで美しく
楽しい食事の最後に、お会計で慌てたくないですよね。事前に公式サイトなどでメニューを見て、一人あたりの予算を把握しておくと安心です。コース料理なら料金が明確ですが、アラカルトで頼んだり、ワインをボトルで入れたりすると、思ったより高くなることもあります。
そして、ハワイの文化で欠かせないのが「チップ」。素晴らしいサービスへの感謝の気持ちを表すもので、食事代の15%~20%が目安です。計算が面倒なら、伝票に書かれている「Tax(税金)」の額を2倍して、少し上乗せするくらいがちょうど18%前後になります。
お会計の際、伝票に「Tip」または「Gratuity」という欄があるので、そこに金額を書き込んで合計額(Total)をサインすればOK。最近は、あらかじめサービス料(Service Charge)として18%などが加算されているお店も増えているので、伝票はしっかり確認して、チップを二重に払わないように気をつけてくださいね。
まとめ:最高のディナーが、ハワイの旅を特別なものにする
ここまで、ハワイの高級ディナーについて、僕の想いを込めて語らせていただきました。いかがでしたか?

美味しい食事は、それだけで幸せな気持ちにさせてくれます。でも、ハワイの特別な空気の中で、大切な人と過ごすディナーは、単なる食事以上の価値があります。それは旅のハイライトとなり、帰国してからも、ふとした瞬間に思い出しては心を温めてくれる、かけがえのない宝物になるはずです。
この記事を参考に、あなただけの最高のディナープランを立ててみてください。そして、ハワイの夜を心ゆくまで満喫してくださいね。
あなたのハワイ旅行が、一生忘れられない最高の思い出になりますように。心から願っています!