ハワイ旅行、どこに泊まる?プロが本音で語る「あなただけ」のエリア選び完全ガイド
「ハワイ おすすめエリア」で検索して、このページにたどり着いたあなたへ。
きっと、たくさんの情報があふれていて、「結局、私にはどこが一番合っているんだろう?」と、ワクワクと同時に少しだけ途方に暮れているのかもしれませんね。わかります、その気持ち。ハワイは島ごとに、いえ、同じ島でもエリアごとに全く違う顔を持っているんですから。
こんにちは!ハワイを愛し、何度も通い詰めるうちに、いつしか友人たちの旅行相談に乗るのがライフワークになった、あなたの旅の専属アドバイザーです。
このページは、単なるエリア紹介の羅列ではありません。私が実際に歩き、感じ、時には失敗もしながら見つけてきた、「あなただけの最高のハワイ」を見つけるための、心からの招待状です。さあ、一緒に最高の旅の計画を始めましょう!
「ここにして良かった!」ハワイのエリア選び、後悔しないための3つの質問
ガイドブックを開く前に、少しだけ自分に問いかけてみてください。この3つの質問に答えるだけで、あなたの理想のハワイが、ぐっとクリアに見えてきますよ。

1. 誰と、どんな時間を過ごしたい?
カップルでのんびりロマンチックに? 家族みんなでアクティブに? それとも、気の置けない仲間とローカルなグルメ巡り? 旅の目的が、エリア選びの最も確かなコンパスになります。 以前、サーフィン好きの友人とノースショアへ行ったのに、滞在期間中ずっと波が穏やかで「ワイキキにすればよかった…」なんて苦い経験も。目的をはっきりさせることが、最高の思い出への近道です。
2. 旅の予算と日数は?
限られた時間で効率よく楽しみたいなら、空港からのアクセスも良く、すべてが揃うワイキキが便利です。もし長期滞在を少し抑えたいなら、キッチン付きのコンドミニアム(バケーションレンタル)が断然おすすめ。2023年の冬にアラモアナ地区のコンドに泊まったのですが、近くのスーパーで食材を買い込んで、ラナイ(バルコニー)で朝食…なんて、ホテル泊では味わえない贅沢な時間でした。
3. どうやって移動する?
「ハワイでは絶対にレンタカー!」と思っていませんか? もちろん、車があれば自由度は格段に上がります。でも、ワイキキ周辺は駐車場代も高く、渋滞も日常茶飯事。私は、ワイキキ周辺は徒歩やBiki(シェアサイクル)、少し遠出するならTheBusやトロリー、Uberを使い分けるのが好きです。あなたが運転好きか、のんびり派かによっても、便利なエリアは変わってくるんですよ。
【オアフ島】初めての楽園、何度でも還りたくなる場所
ハワイと聞いて多くの人が思い浮かべるのが、このオアフ島。初めてのハワイなら、まずオアフ島を選べば間違いありません。でも、実はリピーターをも飽きさせない、奥深い魅力にあふれた島なんです。
ワイキキ:最高の入門編であり、最先端の遊び場
「定番すぎてつまらない?」そんなことはありません! ワイキキは、ハワイの魅力がギュッと詰まった、最高のエンターテイメントシティです。

きらめくビーチでのんびりするもよし、ロイヤルハワイアンセンターや新しくなったインターナショナルマーケットプレイスでショッピングに没頭するもよし。夜は、ハウス・ウィズアウト・ア・キーでフラを観ながらカクテルを傾ける…。ワイキキの本当の魅力は、その選択肢の多さにあります。
旅のヒント:ワイキキビーチと一言で言っても、ヒルトン側は比較的穏やかでファミリー向け、ダイヤモンドヘッド側は少し落ち着いた雰囲気。目的に合わせて場所を選ぶと、より快適に過ごせますよ。
ノースショア:ありのままの自然と、古き良きハワイの心
ワイキキの喧騒から車で1時間。そこには、全く違うハワイが広がっています。冬には世界中からプロサーファーが集まる巨大な波、夏には鏡のように穏やかな海。このダイナミックな二面性こそ、ノースショアの魅力です。
ハレイワの街を散策し、有名なガーリックシュリンプのフードトラック(私はGiovanni'sも好きですが、Romy'sも捨てがたい!)に並び、マツモトシェイブアイスで火照った体を冷やす。ラニアケアビーチで甲羅干しするウミガメ(ホヌ)にそっと挨拶する時間は、何物にも代えがたい癒やしです。
旅のヒント:ノースショアは公共交通機関が少ないので、レンタカーがほぼ必須。特に冬の波は非常に危険なこともあるので、海に入る際は必ずライフガードの指示に従ってくださいね。

東海岸(カイルア&ラニカイ):天国の景色と、心洗われる時間
もし私が「オアフ島で一番好きな場所は?」と聞かれたら、迷わずこのエリアを挙げるかもしれません。ワイキキから風光明媚な海岸線をドライブしてたどり着くカイルアとラニカイ。
全米No.1に輝いたこともあるラニカイビーチの、あの言葉を失うほどのターコイズブルーの海は、まさに「天国の海」。カイルアタウンには、おしゃれなブティックやカフェが点在し、朝からパンケーキの名店「ブーツ&キモズ」に行列ができるのもお馴染みの光景です。喧騒を離れて、心からデトックスしたいなら、絶対に訪れるべきエリアです。
【マウイ島】洗練と野性が共存する「魔法の島」
「渓谷の島」とも呼ばれるマウイ島は、オアフ島とはまた違った、しっとりと落ち着いた大人の魅力にあふれています。美しいリゾート、雄大な自然、そして豊かな文化が完璧なバランスで調和した、まさに楽園です。
歴史的な港町ラハイナは、2023年8月の山火事で大きな被害を受けましたが、地元の人々の力強い歩みによって、少しずつ活気を取り戻しています。訪れる際は、現地の最新情報を確認し、敬意をもって行動することが大切です。
マウイ島でしたいことと言えば、標高3,055mのハレアカラ山頂で見るサンライズ。雲海から太陽が昇る光景は、魂が震えるほど感動的で、人生観が変わるほどの体験です。また、高級リゾートが立ち並ぶカアナパリやワイレアでのんびり過ごすのも、ファミリーに人気のキヘイでカジュアルに楽しむのも最高。多様な過ごし方ができるのが、マウイ島の懐の深さです。

【ハワイ島】神々が宿る、地球のエネルギーを感じる冒険
ビッグアイランドの愛称で親しまれるハワイ島は、他の島々をすべて合わせたよりも大きい、桁違いのスケールを誇ります。ここでの体験は「観光」というより「冒険」という言葉がしっくりきます。
島の西側、カラリと晴れた「コナ」サイドは、世界三大コーヒーの一つ、コナコーヒーの産地。農園巡りも楽しいですし、夜はマンタと泳ぐナイトシュノーケルなんていう、ここでしかできないアクティビティも。全米No.1ビーチに選ばれたハプナビーチの白い砂浜も、このエリアにあります。
一方、島の東側、緑豊かな雨の都「ヒロ」サイドは、今も活動を続けるキラウエア火山が主役。ハワイ火山国立公園で、地球の息吹を肌で感じる体験は圧巻の一言。黒砂海岸でウミガメに出会ったり、熱帯雨林をハイキングしたりと、ワイルドな自然を満喫できます。
ホテルだけじゃない!「暮らすように旅する」バケーションレンタルという選択肢
ハワイのエリア選びと同じくらい大切なのが、どこに泊まるか、ですよね。ホテルも快適ですが、もしあなたが「もっとローカルな体験がしたい」「家族でのびのび過ごしたい」と思うなら、バケーションレンタル(バケレン)を強くおすすめします。
キッチン付きのコンドミニアムや一軒家を借りるスタイルで、最大の魅力は、まるで自分の家のようにリラックスできるプライベート感と広さ。朝はファーマーズマーケットで買ってきたパパイヤを食べ、昼はビーチで遊び、夜はラナイでビールを片手に夕日を眺める…そんな「ハワイに暮らす」ような体験ができるんです。

AirbnbやVRBOといったサイトで簡単に探せますが、注意点も。レビューをしっかり読むのはもちろん、清掃費やサービス料が意外とかかることも。そして、最も大切なのは、近隣住民への配慮を忘れないこと。ハワイの美しい日常にお邪魔させてもらう、という気持ちが、最高の滞在につながります。
エリア別!こんなバケレン、いかがですか?
具体的にイメージしてみましょう!
オアフ島なら…
ワイキキの夜景を一望できる高層コンドミニアム。プールやジム付きの物件も多く、利便性は抜群です。ノースショアなら、庭付きのビーチフロントコテージで、仲間とBBQなんて最高ですね。
マウイ島なら…
キヘイにある、ビーチまで徒歩1分のカジュアルなコンドミニアム。家族での長期滞在にぴったりです。ワイレアのゴルフコースに隣接した、ラグジュアリーなヴィラで優雅な時間を過ごすのも素敵。
ハワイ島なら…
コナのオーシャンビューから、毎晩サンセットを眺める贅沢。または、ヒロの熱帯雨林に佇む、ユニークな隠れ家コテージで、鳥の声を聞きながら目覚める朝も忘れられない体験になるはずです。

旅がもっと深くなる、私のとっておきヒント
最後に、あなたのハワイ旅行を、ただの観光から「一生モノの体験」に変えるためのヒントを少しだけ。
ぜひ、「アロハ・スピリット」に触れてみてください。アロハは単なる挨拶ではなく、「思いやり」「調和」「喜び」といった意味が込められた、ハワイの人々の生き方そのもの。お店の人に「マハロ(ありがとう)」と微笑む、道を譲り合う。そんな小さな交流が、あなたの心を温かくしてくれます。
食事も、有名店だけでなく、ぜひローカルが集うプレートランチのお店やフードトラックを試してみてください。地元の人に「あなたのおすすめは?」と聞いてみるのも楽しいですよ。きっと、ガイドブックにはない、とっておきの味に出会えるはずです。
まとめ:さあ、あなただけのハワイへ旅立とう!
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。オアフ島、マウイ島、ハワイ島…それぞれの魅力、そして「暮らすような旅」のスタイル、少しはイメージが膨らんできたでしょうか?
かつて私も、初めてのハワイ島でマウナケアの山頂から見た星空に言葉を失い、「ハワイの魅力はワイキキだけじゃなかったんだ!」と衝撃を受けた一人です。あの時の感動が、今の私を作っています。

エリア選びに、たった一つの正解はありません。大切なのは、あなたが「何をしたいか」という心の声に耳を澄ませること。このページが、そのお手伝いができたなら、これほど嬉しいことはありません。
さあ、白紙のノートを開いて、あなたの「やってみたいことリスト」を書き出してみませんか?そこから、あなただけの最高のハワイ旅行が始まります。
この記事が、あなたの旅の、素晴らしい一歩となることを願って。
A hui hou!(また会いましょう!)