ハワイの医療費、正直ビビる…は本当?【目安と対策】知らないと後悔する全知識
アロハ!「医療費」で検索して、ここにたどり着いてくれたあなた。きっと、ハワイへの旅行や移住を心待ちにしながらも、心のどこかで「もしも」の時の医療費が気になっていますよね。その気持ち、痛いほどよく分かります。
キラキラしたハワイのイメージとは裏腹に、医療費は本当に高額。実は私自身、ハワイに移住したての頃、軽い食あたりでクリニックに駆け込んだことがあるんです。簡単な診察と処方箋だけで、請求額はなんと300ドル超え!日本円で5万円近くになった請求書を見て、文字通り血の気が引きました…。
でも、安心してください。この記事は、ただ不安を煽るためのものではありません。私の失敗談や、多くのお客様をサポートしてきた経験を元に、ハワイの医療費のリアルな相場から、賢い保険の選び方、そしていざという時に慌てないための具体的なアクションまで、どこよりも分かりやすく、親身になってお伝えします。
この記事を読み終える頃には、医療費への漠然とした不安は「これなら大丈夫!」という自信に変わっているはず。さあ、一緒に最高のハワイライフへの準備を始めましょう!
そもそも、ハワイの医療費はなぜこんなに高いの?
「それにしても、なんでこんなに高いの?」と思いますよね。私も最初はそうでした。ハワイ(アメリカ)の医療費が高い理由は、日本のシステムと根本的に違う点にあります。

最大の理由は、日本のような「国民皆保険制度」がなく、医療は「自由診療」が基本だということです。病院が自由に価格を設定できるため、同じ治療でも病院によって料金が大きく変わります。加えて、医師や看護師の高い人件費、最新医療機器への投資、そして万が一の訴訟に備えるための莫大な保険料などが、すべて医療費に上乗せされているんです。
特にワイキキ周辺のクリニックは、旅行者向けに24時間対応していたり、日本語が通じたりと利便性が高い分、価格設定も強気な傾向があります。風邪の診察だけで150ドル~300ドル、ちょっとした検査をすれば数百ドルがあっという間に飛んでいく…。これがハワイの現実なんです。
【ケース別】ハワイの医療費、リアルな目安はこれくらい!
では、具体的にどれくらいかかるのか、よくあるケースを見ていきましょう。これはあくまで目安ですが、リアルな数字を知っておくだけで心構えができますよ。
ケース1:風邪や食あたりでクリニックへ
ハワイの気候に油断して風邪をひいたり、慣れない食事でお腹を壊したり…。これは本当に「あるある」です。ワイキキにある旅行者向けのウォークインクリニック(予約不要)に行った場合、診察料だけで150ドル~350ドル(約2.2万~5.2万円)は見ておきましょう。これに薬代がプラスで20ドル~100ドルほどかかります。
ケース2:海でケガ(切り傷など)
サーフィンやシュノーケリングで岩やサンゴで足を切ってしまった…。この場合、傷の深さにもよりますが、消毒と縫合(数針)で500ドル~1,500ドル(約7.5万~22.5万円)。破傷風の注射が必要になれば、さらに費用は上乗せされます。

ケース3:救急車を呼んでER(救急救命室)へ
考えたくないですが、交通事故や急な激痛で救急車を呼ぶケース。まず、救急車を呼ぶだけで1,000ドル以上かかることがザラです。そしてERでの診察は最低でも1,000ドルから。CTスキャンなどの精密検査を受ければ数千ドル、緊急手術となれば話は全く変わってきます。
ケース4:虫垂炎(盲腸)で手術・入院
私のクライアントさんで、ハワイ滞在中に虫垂炎で緊急手術を受けた方がいました。手術と3日間の入院で、最終的な請求額はなんと約30,000ドル(約450万円)!幸い、彼は海外旅行保険に加入していたので自己負担は免れましたが、保険がなければ…と考えると、本当にゾッとしますよね。
ハワイの医療費から身を守る!最強の対策はこれ
ここまで読んで「ハワイに行くのが怖い…」なんて思わないでくださいね!しっかり対策さえすれば、何も心配いりません。そのための具体的な方法をお伝えします。
最重要!海外旅行保険は「ケチらずに入る」
もうお分かりだと思いますが、海外旅行保険への加入は、もはや義務であり、ハワイを楽しむための入場券だと思ってください。問題は「どの保険に入るか」です。選ぶ時の絶対的なポイントは以下の通りです。
- 治療・救援費用は「無制限」プラン一択!
「3,000万円もあれば十分でしょ?」なんて思ってはいけません。万が一、集中治療室に入ったり、医療チャーター機で日本へ搬送となったりすれば、数千万円では足りないケースも。ここは絶対に妥協しないでください。 - 「キャッシュレス・メディカルサービス」対応か?
これは超重要!このサービスがあれば、病院の窓口で高額な医療費を立て替える必要がなく、保険会社が直接病院に支払いをしてくれます。これがないと、一時的に数百万円を自分で支払うハメになる可能性も。 - 歯科治療の補償は?
旅行中に急に歯が痛み出すことも。歯科治療は補償対象外の保険が多いですが、オプションで付けられる場合もあります。渡航前に歯の治療は済ませておくのが大前提ですが、心配な方は確認しておきましょう。
クレジットカード付帯保険の「落とし穴」
「クレジットカードに保険が付いてるから大丈夫」と思っている方、少し待ってください!クレカ付帯保険は、あくまで“おまけ”です。その落とし穴を知っておきましょう。

まず、補償額が治療費用200〜300万円程度と、ハワイの医療費水準では心もとないことがほとんど。そして一番の注意点は、「自動付帯」か「利用付帯」かという点です。
「利用付帯」の場合、そのカードで航空券やツアー代金を支払わないと保険が適用されません。自分のカードがどちらのタイプか、必ず事前に確認してください。結論として、クレカ付帯保険は、あくまで単体の海外旅行保険を補う“サブ”と考え、メインにはしないことを強くおすすめします。
いざという時、慌てないために。病院選びと受診のコツ
保険の準備ができたら、次は「どこで診てもらうか」です。これを知っておくだけで、安心感が全く違いますよ。
ER?Urgent Care?賢い使い分けで費用を抑える
ハワイ(アメリカ)には、日本の病院とは少し違う医療機関の種類があります。この違いを知らないと、不要な高額出費につながることも。
- ER (Emergency Room / 救急救命室)
命に関わる重篤な症状(激しい胸の痛み、呼吸困難、意識不明など)の時に行く場所です。24時間対応ですが、治療費は最も高額になります。 - Urgent Care (アージェントケア)
「救急車を呼ぶほどではないけど、すぐに診てほしい」という時に最適なのがここ。風邪、発熱、軽いケガ、腹痛などに対応してくれる予約不要のクリニックです。ERに比べて費用を格段に安く抑えられます。ワイキキにも「Doctors of Waikiki」など、旅行者に便利なUrgent Careがあります。
この使い分けができるかどうかが、医療費を大きく左右するカギになります。

日本語が通じる病院・クリニック
やはり、いざという時に日本語が通じるのは心強いですよね。ワイキキやアラモアナ周辺には、日本語対応のスタッフがいる、あるいは日本人医師が在籍するクリニックがいくつかあります。事前に「ハワイ 日本語 病院」などで検索し、いくつかリストアップして地図アプリに保存しておくと、いざという時にスムーズです。
ただし、日本語が通じる安心感から人気が集中し、待ち時間が長くなることも。予約ができる場合は、早めに連絡するのがおすすめです。
ハワイの医療費に関する「これってどうなの?」Q&A
ここでは、皆さんからよくいただく質問にお答えしますね。
Q. 日本から持っていくべき常備薬はありますか?
A. はい、絶対に持参をおすすめします!普段から飲み慣れている胃腸薬、痛み止め、風邪薬、酔い止め、絆創膏などは必須です。現地の(Longs Drugsなど)でも購入できますが、成分が強すぎたり、どれを選んでいいか分からなかったりします。持病がある方は、必ず英文の処方箋や診断書も一緒に持参してください。
Q. ハワイで歯が痛くなったら?
A. ハワイの歯科治療費は、日本の数倍から10倍以上と超高額です。簡単な詰め物が取れただけでも数百ドルかかることも。海外旅行保険の多くは歯科治療をカバーしていないため、渡航前に日本で完璧に治療を済ませておくのが鉄則です。

Q. 保険の請求って、やっぱり面倒ですか?
A. 「キャッシュレス・メディカルサービス」が使える病院なら、あなたが手続きすることはほとんどありません。もし立て替え払いをした場合は、診断書(Medical Report)と領収書(Receipt)を必ずもらってください。スマホで写真を撮っておくと紛失の心配もなく安心です。帰国後に保険会社の指示に従って請求すればOKですよ。
まとめ:知識という“お守り”で、最高のハワイ旅を!
ハワイの医療費について、かなりリアルな情報をお伝えしてきました。もしかしたら、少し不安に感じてしまったかもしれません。でも、私が本当に伝えたかったのは、不安を煽ることではなく、「正しい知識という最強のお守り」を持って、心から安心してハワイの時間を楽しんでほしい、ということなんです。
事前にしっかりした海外旅行保険に入り、いざという時のための連絡先やクリニックを少し調べておくだけ。たったそれだけで、あなたのハワイ滞在の安心度は、天と地ほども変わります。
高額な医療費は、あくまで「万が一」の話。ほとんどの人は、素晴らしい思い出だけを胸に帰国します。あなたもきっと大丈夫。この記事で得た知識をバッグの隅に入れて、青い空と海が待つ、最高のハワイへ出かけてくださいね!
あなたのハワイ旅行が、一生忘れられない素敵なものになるよう、心から願っています。Mahalo!
