「クレカ付帯保険で十分」が一番危ない?ハワイ旅行に保険が必須な”本当の理由”
「海外旅行保険なんて、ちょっと大げさじゃない?クレジットカードに付いてるし、大丈夫でしょ」
そう思う気持ち、すごくよくわかります。私も昔はそうでした。でも、ハワイのリアルを知ると、その考えは少し変わるかもしれません。
ハワイの医療費は、日本と比べて驚くほど高額です。例えば、食あたりで病院に行くだけで数万円、盲腸で手術・入院なんてことになったら300万円以上の請求が来ることもザラなんです。私の友人も、サーフィン中に軽く足をケガしただけで、診察と処置で800ドル(約12万円)もかかったと青ざめていました。
ここで問題になるのが、クレジットカード付帯保険の存在です。多くのカード保険は、病気やケガの治療費補償額が100万円~200万円程度と、ハワイの医療水準では心もとないケースが少なくありません。これでは、万が一の時に「補償額が足りない…」なんて事態になりかねないんです。
さらに見落としがちなのが、保険が適用される「条件」。カードで旅行代金を支払わないと保険が有効にならない「利用付帯」だったり、そもそも補償内容が限定的だったり…。「ある」と「使える」は、まったくの別物だと覚えておいてくださいね。

医療費だけではありません。ワイキキのビーチでちょっと目を離した隙にバッグごと盗まれたり、レンタカーでうっかり壁にぶつけてしまったり…。楽しいはずの旅行が、一瞬で悪夢に変わってしまう可能性は、誰にでもあるんです。
だからこそ、私は声を大にして言いたい。ハワイ旅行保険は、単なる「お守り」ではありません。それは、あなたの大切な時間とお金、そして最高の思い出を守るための「投資」なんです。
【失敗しない】ハワイ旅行保険選び、3つの鉄則
「じゃあ、どんな保険に入ればいいの?」
そうですよね、ここが一番知りたいところだと思います。たくさんの保険会社があって迷ってしまいますが、ポイントはたった3つ。これさえ押さえれば、あなたにピッタリの保険がきっと見つかりますよ。
鉄則1:最優先は「治療・救援費用」!補償額は無制限がベスト
まず、何をおいてもチェックすべきなのが「治療・救援費用」の項目です。先ほどお話しした通り、ハワイの医療費は桁違い。ここの補償額が低いと、保険に入る意味が半減してしまいます。

できれば「無制限」のプランを選ぶのが理想です。もし予算的に厳しい場合でも、最低でも3,000万円以上の補償があるプランを選んでおくと安心感が違いますよ。
「救援費用」というのも大事なポイント。これは、万が一あなたが入院した際に、日本から家族が駆けつけるための渡航費や宿泊費などをカバーしてくれる補償です。ひとり旅や、ご家族と離れての旅行では、特に心強い味方になってくれます。
鉄則2:サポート体制は「日本語」と「キャッシュレス」で選ぶ
海外でトラブルに見舞われた時、一番不安なのが言葉の壁ですよね。そんな時、24時間365日、日本語で相談できるサポートデスクがあるかどうかは、保険選びの生命線です。
そしてもう一つ、絶対に確認してほしいのが「キャッシュレス・メディカルサービス」に対応しているか。これは、保険会社が提携病院を直接支払ってくれるサービスのこと。つまり、あなたが現地で高額な医療費を立て替える必要がないんです。お財布にも心にも、本当に優しいサービスですよ。
鉄則3:あなたの「旅のスタイル」に合わせる
保険は、あなたの旅のプランに合わせてカスタマイズするのが賢い選び方です。

例えば、サーフィンやトレッキングなど、アクティブに過ごす予定なら「危険なスポーツ」も補償対象になるプランを。ブランド品など高価な買い物をするなら「携行品損害」の補償額を手厚くする、といった具合です。逆に、あまりアクティブな予定がないなら、その分保険料を抑えることもできます。
レンタカーを運転するなら「賠償責任」の補償額もしっかり確認しておきましょう。自分に何が必要で、何が不要かを見極めることが、賢い保険選びのコツです。
ハワイ好きが本音で語る!おすすめ海外旅行保険のタイプ別比較
「鉄則はわかったけど、具体的にどこの保険がいいの?」という声が聞こえてきそうですね。ここでは、特定の会社名を挙げるのではなく、「こんな人にはこんなタイプの保険がおすすめ!」という形で、タイプ別に特徴をご紹介します。
タイプ1:安心と手厚いサポートを最優先!「大手損保系」
初めてのハワイ旅行や、ご家族と一緒でとにかく安心を第一に考えたい方におすすめなのが、AIG損保や東京海上日動といった、昔からある大手損害保険会社のプランです。
保険料は少しお高めになる傾向がありますが、その分、世界中に広がるネットワークと、いざという時の対応力はピカイチ。日本語サポートやキャッシュレス提携病院の数も充実しており、「安心をお金で買う」という考え方にピッタリです。

【保険料の目安(5日間)】:4,000円~8,000円程度
タイプ2:コスパ重視!でも補償はしっかり「ネット申込系」
「保険料はできるだけ抑えたいけど、必要な補償は外したくない」という賢いあなたには、ジェイアイ傷害火災やエイチ・エス損保などの、インターネット申込がメインの保険会社がおすすめです。
店舗を持たない分、保険料がリーズナブルに設定されているのが最大の魅力。プランもシンプルでわかりやすく、スマホひとつでサクッと申し込める手軽さも嬉しいポイント。もちろん、治療費無制限のプランや、日本語サポートもちゃんと用意されていますよ。
【保険料の目安(5日間)】:2,500円~5,000円程度
タイプ3:旅慣れたあなたへ「必要なものだけ」カスタマイズ
何度もハワイを訪れている旅の上級者さんなら、補償内容を自分で細かく設定できるタイプの保険も良いでしょう。不要な補償を外すことで、保険料をグッと抑えることが可能です。

ただし、これは補償内容をしっかり理解している方向け。どの補償を外していいか判断に迷う場合は、無理せずパッケージプランを選ぶのが無難です。
まずはいくつかの保険会社の見積もりを比較できるサイトで、自分の条件に合うプランを探してみるのが一番の近道ですよ。
意外とカンタン!保険加入から請求までの流れと3つの注意点
「手続きが面倒くさそう…」と思われがちな保険ですが、実はとっても簡単。出発前に慌てないように、流れをサッと確認しておきましょう。
【加入】出発の1週間前までにはオンラインで完了!
今はほとんどの保険がインターネットで申し込みできます。比較サイトで自分に合うプランを見つけたら、画面の指示に従って入力するだけ。5分もあれば完了します。出発当日、空港でも加入できますが、プランをじっくり選べないし、割高になることが多いので、事前加入が絶対におすすめです。
【もしもの時】まずは保険会社のサポートデスクに電話!
現地で病院にかかる時や、盗難にあった時は、まず保険証券に書かれている日本語サポートデスクに電話しましょう。どの病院に行けばいいか、どう手続きすればいいか、的確な指示をくれるので、パニックにならずに済みます。

【請求】必要な書類は必ず保管!
病院の診断書や領収書、盗難届の証明書など、保険金の請求に必要な書類は、絶対に失くさないように大切に保管してください。スマホで写真を撮っておくのも忘れずに。
《3つの注意点》
- 保険証券はスマホ保存&印刷:保険証券のPDFはスマホに保存し、紙でも1枚印刷してスーツケースに入れておくと安心です。
- 約款の「対象外」を確認:持病の悪化や歯科治療、妊娠に関するトラブルなどは、補償の対象外となることが多いです。自分に関係する項目は、加入前に必ず確認しましょう。
- 連絡先を控えておく:サポートデスクの電話番号は、スマホの電話帳と、手書きのメモの両方で控えておきましょう。スマホが盗まれたり壊れたりしても、連絡手段を確保できます。
【おまけ】保険とセットで安心!ハワイ旅の「お守り」グッズ
完璧な保険に入っても、できればお世話にならずに済みたいですよね。そこで、保険と合わせて準備しておきたい、旅の安心グッズをご紹介します。
常備薬セットは「日本のもの」を
頭痛薬や胃腸薬、酔い止め、絆創膏など、普段から使い慣れている薬は、日本から持参するのが一番です。ハワイのABCストアやドラッグストアでも薬は買えますが、成分が強すぎたり、英語の説明がわからなかったり…。小さなジップロックにまとめておくと便利ですよ。
持病がある方は「英文の診断書」を
もし持病があって定期的に薬を飲んでいる場合は、万が一に備えて、かかりつけ医に「英文の診断書(処方箋)」を発行してもらうと、現地での説明がスムーズになります。

緊急連絡先リスト
保険会社の連絡先に加え、クレジットカード会社の紛失・盗難デスク、日本の家族の連絡先などを一覧にしたメモを、お財布やパスポートケースに忍ばせておきましょう。これも、いざという時にあなたを助けてくれる、小さなお守りです。
ハワイ旅行保険の「これってどうなの?」Q&A
最後に、みなさんからよく聞かれる質問に、Q&A形式でお答えしますね!
- Q. 歯科治療は補償される?
- A. 残念ながら、ほとんどの保険で歯科治療は補償対象外です。ただし、一部のプランでは追加料金で補償を付けられる場合も。虫歯がある方は、日本で治療を済ませてから出発するのが鉄則です!
- Q. 妊娠中でも加入できる?
- A. 妊娠週数によりますが、加入できる保険はあります。ただし、妊娠に起因するトラブル(切迫早産など)は補償対象外となることがほとんどです。加入前に必ず保険会社に確認し、渡航の可否は医師と相談してくださいね。
- Q. レンタカーの保険は、旅行保険でカバーできる?
- A. 旅行保険の「賠償責任」は、あくまで相手への補償(対人・対物)です。レンタカー自体の損害(車両保険)はカバーされないことがほとんど。レンタカーを借りる際は、現地のレンタカー会社で車両保険(CDW/LDW)に加入することを強くおすすめします。
まとめ:最高のハワイ旅行は「安心」という準備から
ここまで読んでくれて、本当にありがとうございます。
「ハワイ 海外旅行保険 おすすめ」というキーワードの向こう側にあった、あなたの不安や疑問は、少しは晴れましたか?
海外旅行保険は、決して安い買い物ではありません。でも、それはあなたの旅を根底から支えてくれる、何にも代えがたい「安心」へのチケットです。万が一のトラブルで、せっかくの旅行が台無しになったり、帰国してからも金銭的な不安を引きずったり…そんな悲しい思いは、誰にもしてほしくないんです。

保険を選ぶことは、あなたのハワイ旅行への「想い」を形にすること。どんな風に過ごしたいか、何を大切にしたいかを考える、素敵な時間でもあります。
この記事が、あなたの背中をそっと押し、最高のハワイ旅行への第一歩を踏み出すきっかけになれたなら、これ以上に嬉しいことはありません。
さあ、万全の準備を整えて、心ゆくまでハワイの太陽と風を、思いっきり楽しんできてくださいね! Mahalo!