ハワイ旅行で後悔しない!「日焼け止め禁止」ルールを徹底解説【2024年最新版】
「待ちに待ったハワイ旅行!あの青い海が私を呼んでいる…!」
そんな風に胸をときめかせているあなた。でも、荷造りをしながらふと頭をよぎる不安はありませんか?「ハワイって、日焼け止めが禁止なんでしょ?」「一体何を持っていけばいいの…?」
そうなんです。その情報、間違いではありません。でも、全ての日焼け止めがダメなわけじゃないから安心して。実は、ハワイの「日焼け止め禁止」ルールには、私たちが愛してやまない、あの美しい海を守るための深くて温かい理由があるんです。
こんにちは!ハワイの魅力に取り憑かれ、ついには移住までしてしまった旅行アドバイザーのHanaです。私も最初は、このルールに戸惑った一人。でも、その意味を知り、正しい選び方を学んでからは、ハワイの海がもっともっと愛おしくなりました。
この記事では、単なるルールの解説だけでは終わりません。ハワイを心から愛する私だからこそ語れる、海とあなたの肌、両方を守るためのとっておきの情報をお届けします。もう「何を選べばいいの?」なんて迷わせません。この記事を読み終える頃には、自信を持って最高の日焼け止めを選べるようになっているはず。さあ、一緒に最高のハワイ旅行の準備を始めましょう!

なぜハワイで日焼け止めが禁止に?知っておきたい、海への想い
「日焼け止めが禁止」と聞くと、少し厳しいルールに感じるかもしれませんね。でも、その背景には、ハワイの人々が守り続けてきた、かけがえのない自然への深い愛情が込められています。
私が初めてハワイの海でシュノーケリングをした時の感動は、今でも忘れられません。色とりどりの魚たちが、まるで宝石箱をひっくり返したようにキラキラと輝くサンゴ礁の間を泳ぎ回る姿…。でも、数年後に同じ場所を訪れた時、その光景は一変していました。サンゴは色を失い、まるでゴーストタウンのように静まり返っていたんです。これが、世界中で問題になっている「サンゴの白化現象」です。
実は、その原因の一つが、私たちが使っていた特定の日焼け止めに含まれる化学成分でした。海で泳ぐたびに流れ出した成分が、デリケートなサンゴにダメージを与え、美しい生態系を壊していたのです。
この事実に気づいたハワイ州は、未来の子供たちにもこの美しい海を残すため、大きな決断をしました。それが、2021年1月1日から施行された、サンゴ礁に有害な成分を含む日焼け止めの販売・流通を禁止する法律、通称「サンスクリーン法」です。これは、ハワイの海への「ごめんね」と「ありがとう」が詰まった、愛のルールなんですよ。
【重要】ハワイの禁止成分リストと規制内容
では、具体的にどんな成分がNGなのでしょうか?ハワイ旅行の前に、必ずチェックしておきたい禁止成分リストはこちらです。お手持ちの日焼け止めの裏側、成分表示と見比べてみてくださいね。

【ハワイ州全土で禁止されている成分(2021年〜)】
- オキシベンゾン (Oxybenzone)
- オクチノキサート (Octinoxate)
この2つは、多くの日焼け止めに使われてきた「紫外線吸収剤」です。まずはこの2つの成分が入っていないかを確認するのが基本中の基本です。
さらに、マウイ島、ラナイ島、モロカイ島を含むマウイ郡では、2022年10月からさらに厳しい独自の規制が始まっています。もしマウイ島などへ行く予定がある方は、こちらも必ずチェックしてください。
【マウイ郡で追加禁止されている成分(2022年〜)】
- アボベンゾン (Avobenzone)
- オクチノクリレン (Octocrylene)
これらの成分を含まない、「ミネラルサンスクリーン(ノンケミカル)」を選ぶのが、現在のハワイでは最も安全で確実な選択と言えます。

もう迷わない!ハワイで使える「リーフセーフ日焼け止め」の選び方
「禁止成分はわかったけど、じゃあ何を選べばいいの?」と思いますよね。ご安心を!ここからは、ハワイの海に優しい「リーフセーフ」な日焼け止めの選び方を、3つのステップで分かりやすく解説します。
ステップ1:成分は「ノンケミカル」が合言葉!
リーフセーフな日焼け止めを選ぶ一番簡単な方法は、「ノンケミカル処方」や「ミネラルサンスクリーン」と書かれたものを選ぶことです。
これらは、先ほど紹介した「紫外線吸収剤(ケミカル)」の代わりに、「紫外線散乱剤(ノンケミカル)」という天然由来のミネラル成分で紫外線をブロックします。具体的には、以下の2つの成分が主役です。
- 酸化亜鉛 (Zinc Oxide)
- 二酸化チタン (Titanium Dioxide)
これらの成分は、サンゴへの影響が少ないだけでなく、肌への負担も少ないと言われているので、敏感肌の方やお子さんにもおすすめですよ。パッケージに「Reef Safe」「Reef Friendly」と書かれている商品も多いですが、最終的には成分表示でこの2つのどちらかが主成分になっているかを確認するのが確実です。
ステップ2:SPF値とPA値はシーンで使い分ける
ハワイの日差しは日本の数倍とも言われます。だからといって、常に最強レベルの日焼け止めが必要なわけではありません。

アラモアナセンターでショッピングを楽しむ日なら、SPF30/PA+++程度で十分。でも、ノースショアをしたり、ラニカイビーチで一日過ごしたりするなら、SPF50+/PA++++で、水に強い「ウォータープルーフ」タイプが必須です。シーンに合わせて賢く使い分けるのが、快適に過ごすコツですよ。
ステップ3:「ノンナノ」なら、もっと海に優しい
もう一歩進んだ選び方をしたい、という意識の高いあなたに。成分表で「ノンナノ(Non-Nano)」という表記を探してみてください。
これは、成分の粒子がナノ(超微粒子)化されていないという意味。ナノ化された粒子はサンゴが吸収してしまう可能性があると考えられているため、「ノンナノ」を選ぶことは、よりサンゴに優しい選択と言えるんです。少しマニアックかもしれませんが、覚えておくと「わかってる人」になれますよ!
日本で買う?現地で買う?日焼け止め準備パーフェクトガイド
「リーフセーフの日焼け止めって、どこで買えるの?」これも大きな疑問ですよね。答えは「日本でも買えるし、現地でももちろん買える」。それぞれのメリット・デメリットを知って、あなたに合った方法で準備しましょう。
日本で準備していくメリット
私は、1本は日本からお気に入りのものを持っていくことを強くおすすめします。ハワイに到着してすぐに海へ!なんて時も、焦らずに済みますからね。

最近は、日本のドラッグストアやバラエティショップでも、リーフセーフ対応の日焼け止めが増えてきました。肌に合うか試してから持っていけるのが最大のメリット。ただし、ブランドによっては一部の商品だけがリーフセーフ対応ということもあるので、必ず成分表示の確認を忘れずに!
ハワイ現地で調達する楽しみ
現地で探すのも、ハワイ旅行の醍醐味の一つです!「ABCストア」や「ロングス・ドラッグス」はもちろん、「ホールフーズ・マーケット」や「ターゲット」のナチュラルコスメコーナーには、日本では見かけないお洒落なパッケージのリーフセーフ製品がたくさん!
私のお気に入りは、ハワイ生まれの「KOKUA SUN CARE」や「Little Hands Hawaii」。ココナッツやジャスミンの香りがして、使うたびにハワイ気分が盛り上がります。迷ったら、「Mineral Sunscreen」と書かれたコーナーを探してみてください。素敵な出会いがきっとありますよ。
日焼け止めだけじゃない!ハワイの達人が教える最強の紫外線対策
完璧な日焼け止めを選んでも、それだけで安心するのはまだ早い!ハワイの太陽をなめてはいけません。私の友人は、リーフセーフの日焼け止めを塗っていたのに、うっかり塗り直しを忘れて、背中が真っ赤なタコさんみたいになってしまったことがあります…(笑)。
そうならないために、物理的なガードも組み合わせるのがハワイ流です。

- ラッシュガード:特に泳ぐときはマストアイテム。UPF50+のものなら、塗る手間も省けて一石二鳥です。
- 帽子:おしゃれな麦わら帽子もいいですが、風で飛ばされにくい、あご紐付きのサファリハットが実用的。つばが広いほど、顔や首の後ろをガードできます。
- サングラス:目から入る紫外線も、疲れや肌の日焼けに繋がります。UVカット率の高いものを選んで、大切な瞳を守りましょう。
- 日陰で休憩:日差しが最も強くなる午前11時〜午後2時は、木陰やパラソルの下で、冷たいプランテーション・アイスティーでも飲みながら、のんびり過ごすのが賢い選択です。
そして、万が一焼けてしまったら…?すぐに冷たいシャワーで肌を冷やし、アロエジェルをたっぷり塗りましょう。ABCストアで売っている緑色のボトルが定番。冷蔵庫で冷やしておくと、火照った肌に最高に気持ちいいですよ!
よくある質問(FAQ)
最後に、皆さんからよく聞かれる質問にお答えしますね。
Q: 子供用はどう選べばいい?
A: まさに「ノンケミカル」で「無香料・無着色」のものがおすすめです。肌への優しさが一番。水遊びが好きなお子さんには、ウォータープルーフタイプを選んで、2〜3時間おきに塗り直してあげてくださいね。
Q: スプレータイプの日焼け止めはハワイに持ち込める?
A: 持ち込みは可能ですが、注意が必要です。多くのスプレータイプにはLPGガスが含まれており、飛行機の預け荷物・機内持ち込みともに制限があります。また、ビーチでのスプレー使用は、周りの人に飛散したり、砂に混ざって環境に流れ出たりする懸念から、あまり推奨されていません。クリームやローションタイプを選ぶのがスマートです。
Q: 普段使っている化粧下地やファンデーションのUV成分もダメ?
A: 街歩きで使う程度の化粧品に含まれる成分まで、厳しくチェックされることはまずありません。このルールは、主に海に入るときに大量に流れ出てしまう日焼け止めを対象としています。とはいえ、どうせなら肌にも環境にも優しいものを選びたいですよね。最近はミネラルファンデーションも優秀なものが多いので、この機会に見直してみるのもいいかもしれません。

最高のハワイ旅行は、海への優しさから始まる
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。
「ハワイの日焼け止め禁止」ルール。それは、私たち旅行者を締め出すためのものでは決してありません。むしろ、「これからも一緒に、この美しい海を守っていこうね」という、ハワイからのメッセージなんです。
正しい知識を持って、海に優しい日焼け止めを選ぶこと。それは、ハワイの自然へのリスペクトであり、最高の思い出を作るための大切な準備の一つです。
次にあなたがハワイの海に足を踏み入れるとき、きっと以前とは違う、もっと深い愛情を感じられるはず。太陽の光を思いっきり浴びて、心から笑ってくださいね。
あなたのハワイ旅行が、一生忘れられない、キラキラした時間になることを心から願っています。Aloha!
