ハワイのビーチで置き引きに遭わないために!体験談から学ぶ、後悔しないための鉄則
アロハ!ハワイの青い空とキラキラ輝く海を想像するだけで、もう心が躍りますよね。あの開放的な空気、美味しいごはん、優しい人々…。ハワイは何度訪れても、私たちを温かく迎えてくれる特別な場所です。
でも、ちょっとだけ待ってください。その最高のバカンスに、思わぬ落とし穴が潜んでいることをご存知ですか?それは、ハワイのビーチで頻発する「置き引き」という、とても悲しい現実です。
「自分は大丈夫」そう思っている人ほど、実は危ないかもしれません。この記事では、私が実際にハワイで見聞きしたリアルな体験談をもとに、あなたの、そしてあなたの大切な人の旅行が悲しい思い出にならないよう、具体的な対策を心を込めてお伝えします。これは単なる注意喚起じゃありません。あなたのハワイ旅行を最高に楽しむための、私からの愛情のこもったお節介だと思って、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
なぜ?楽園ハワイのビーチで「置き引き」が多発する理由
「ハワイって治安が良いイメージなのに、どうして?」そう思いますよね。私も昔はそうでした。でも、ハワイに住む友人から話を聞いたり、自分自身がヒヤリとする経験をしたりするうちに、その理由が痛いほどわかるようになりました。
一番の理由は、やはり世界中から観光客が集まること。そして、あの楽園ムードが、私たちの心の警戒心をふわりと解いてしまうからです。ビーチで寝そべって本を読んだり、仲間とおしゃべりに夢中になったり…。そんな無防備な瞬間を、犯人たちはじっと狙っています。

彼らは決して素人ではありません。観光客の荷物を物色するプロの窃盗団もいる、と現地の友人は言います。仲間と連携し、一人が話しかけて注意を引いている隙に、別の仲間がバッグから貴重品を抜き取る…なんていう巧妙な手口も当たり前のように行われているんです。
特に注意したいのが、観光客でごった返すワイキキビーチ。人が多いから安心、というわけでは決してありません。むしろ、人混みに紛れて犯行に及ぶケースが後を絶たないんです。逆に、ラニカイビーチのような少し離れた「隠れ家」的なビーチも、人の目が少ない分、狙われやすいという側面があります。
「ほんの数分だけ海に入るから」「パラソルの下に隠しておけば大丈夫」…その「ちょっとだけ」という油断が、取り返しのつかない事態を招くことを、どうか忘れないでください。
【実録】涙の体験談…ハワイのビーチで本当にあった怖い話
これは、私の友人が2022年の夏、オアフ島のワイキキビーチで実際に体験した話です。彼女は彼と二人で、夢にまで見たハワイ旅行に来ていました。その日も、青い海で泳ごうと、パラソルの下に荷物を置いて、ほんの10分ほど海に入ったそうです。
ビーチに戻ってくると、そこに置いてあったはずのバッグが、影も形もありませんでした。中には、スマートフォン、財布、ホテルのカードキー、そして、買ったばかりのお土産まで…。一瞬、何が起きたかわからず、頭が真っ白になったと言います。

慌てて警察に連絡しましたが、残念ながら犯人は見つからず…。カードを止め、日本大使館にパスポートの再発行を申請し…と、その後の手続きは本当に大変だったそうです。楽しかったはずの旅行の記憶は、不安と後悔で塗り替えられてしまいました。
また、別の友人はハワイ島で、バッグは盗まれなかったものの、ビーチタオルの下に置いていたスマホだけを抜き取られるという被害に遭いました。犯人は、観光客が貴重品を隠しそうな場所を知り尽くしているんです。
これらの話は、決して他人事ではありません。だからこそ、私たちは「被害に遭わないために、どうすべきか」を真剣に考え、行動する必要があるんです。
置き引きから身を守る!ハワイの達人が教える「3つの鉄則」
悲しい話が続いてしまいましたが、ここからは具体的な対策です!しっかりと準備さえすれば、置き引きのリスクはぐっと減らせます。私がいつも実践している「3つの鉄則」を、あなたにもシェアしますね。
鉄則1:持ち物編 - ビーチに持っていくのは「失くしても泣かないモノ」だけ
これが一番重要です。パスポート、多額の現金、クレジットカードの束、家の鍵…。これらは絶対にビーチに持っていかないでください。ホテルのセーフティボックスが、あなたの貴重品にとって一番安全な場所です。

じゃあ、何を持っていくの?と聞かれたら、私の答えはこうです。
- 少額の現金(ドリンクや軽食を買う程度)
- クレジットカード1枚(できればスマホ決済と連携)
- スマートフォン
- ホテルのカードキー
- 身分証のコピー(スマホで写真を撮っておくのも◎)
そして、これらの最低限の貴重品は、防水仕様のセキュリティポーチに入れて、常に首から下げたり、体に密着させて持ち歩きましょう。「Sea to Summit」などのアウトドアブランドから出ているものは、丈夫で信頼性が高いのでおすすめです。
ビーチバッグ自体も、中身が見えるクリアバッグやメッシュバッグにすると、窃盗犯に「この人、何も持ってないな」と思わせる効果があり、狙われにくくなりますよ。
鉄則2:行動編 - プロの泥棒を寄せ付けない「ビーチでの振る舞い」
持ち物と同じくらい大切なのが、ビーチでの過ごし方です。犯人は、隙だらけに見える人をターゲットにします。
まず、荷物を置く場所。ビーチの入り口付近や、ポツンと離れた場所は避け、ライフガードの監視塔の近くや、周りに家族連れが多い場所を選びましょう。人の目がある、ということが何よりの防犯になります。

グループで海に入る時は、必ず誰か一人が「荷物番」として残るように、役割分担を決めてください。一人旅の場合は、勇気を出して、隣でくつろいでいる信頼できそうなファミリーやカップルに「少しだけ荷物を見ていてもらえませんか?」と声をかけてみるのも一つの手です。ハワイの人は親切な方が多いので、きっと快く引き受けてくれますよ。
そして、常に周囲に気を配ること。不自然にキョロキョロしている人や、観光客らしくない雰囲気の人が近づいてきたら、少し警戒心を持つようにしてください。
鉄則3:準備編 - 日本でできる「最強の備え」で心に余裕を
万全の対策をしていても、100%安全とは言い切れません。だからこそ、日本にいる間にできる準備が、あなたの心を軽くしてくれます。
まず、海外旅行保険への加入は必須です。その際、保険料の安さだけでなく、「携行品損害(盗難補償)」の補償額や条件をしっかり確認してください。何が補償対象で、自己負担額(免責金額)はいくらか、事前に把握しておきましょう。
お持ちのクレジットカードに、海外旅行保険が付帯している場合もあります。三井住友カードや楽天カードなど、多くのカードに付帯していますが、こちらも補償内容や「自動付帯」か「利用付帯」かといった条件が異なるので、出発前に必ずカード会社に確認しておきましょう。

また、万が一に備え、パスポートの顔写真ページ、クレジットカードの裏表をスマホで撮影し、クラウド(Google DriveやiCloudなど)に保存しておくと、紛失した際に手続きがスムーズに進みます。
もしも被害に遭ってしまったら…?冷静に行動するための3ステップ
考えたくないことですが、万が一、置き引きの被害に遭ってしまった時のために、対処法も知っておきましょう。パニックにならず、落ち着いて行動することが大切です。
Step 1:すぐに警察へ連絡
命の危険を感じるような緊急時以外は、911ではなく、最寄りの警察署に直接行くか、ホテルのスタッフに相談して連絡してもらうのがスムーズです。英語に自信がなくても、落ち着いて「Theft(盗難)」と伝えれば、対応してくれます。
Step 2:被害届(ポリスレポート)の作成
警察で、盗まれたものの詳細をリストにして伝え、被害届を作成してもらいます。この時に発行される被害届の控え(ポリスレポートの番号)は、保険金の請求やパスポートの再発行に必要になるので、絶対に失くさないでください。
Step 3:各種停止・再発行手続き
すぐにクレジットカード会社と日本の携帯電話会社に連絡し、利用を停止してもらいましょう。パスポートを盗まれた場合は、ホノルルにある日本総領事館に連絡し、再発行(または帰国のための渡航書発行)の手続きを行います。

大変な作業ですが、一つ一つ着実にこなしていきましょう。困った時は、ホテルのコンシェルジュや、旅行会社の現地スタッフに助けを求めることをためらわないでくださいね。
まとめ:最高の思い出は、万全の準備から生まれる
ここまで、ハワイのビーチでの置き引き対策について、私の経験を交えながら詳しくお話ししてきました。少し怖い話もしましたが、あなたを不安にさせたいわけでは決してありません。
ハワイのビーチは、本当に天国のような場所です。あの美しい景色の中で過ごす時間は、何物にも代えがたい宝物になります。その宝物を、一瞬の油断で失ってほしくない。ただ、その一心なんです。
貴重品はホテルに預ける、持ち物は肌身離さず持つ、周りに気を配る…。ほんの少しの注意と事前の準備が、あなたを厄介なトラブルから守ってくれます。
この記事でお伝えしたことは、いわば最高のハワイ旅行にするための「準備運動」のようなもの。しっかり準備を整えて、心置きなくハワイの太陽と海を、満喫してください!あなたの旅が、笑顔と素晴らしい思い出でいっぱいになることを、心から願っています。

Mahalo!