ハワイでドローンを飛ばす!夢を叶える前に知っておくべきドローン完全ガイド

アロハ!ハワイのきらめく海、緑豊かな渓谷、どこまでも続く青い空…。ドローンで空撮したら、一生の宝物になるような絶景が撮れるはず!そう思って、ハワイ旅行の計画を立てているあなた。その気持ち、痛いほどわかります。僕も同じ夢を抱いて、ウキウキでドローンをスーツケースに詰める準備をしました。

でも、そこで僕を待っていたのは、想像以上に複雑で厳しい「ハワイ ドローン 規制」という大きな壁だったんです。

「うわ、なんだか難しそう…」って思いましたか?大丈夫、心配しないでください。この記事では、僕自身の失敗談や友人から聞いたリアルな話を交えながら、ハワイでドローンを安全に、そして最高に楽しむために必要な情報を、まるで友人に話すように分かりやすく解説していきます。

この記事を読み終える頃には、規制への不安はワクワクに変わり、あなたもハワイの壮大な風景をドローンで撮影して、最高の思い出を作る準備が整っているはずです!

まず知っておくべき大原則:ハワイのドローンルールは二階建て!

「ハワイでドローンを飛ばしたい!」そう思ったら、まず頭に入れておくべき大切なことがあります。それは、ハワイのルールが「アメリカ全体のルール」と「ハワイ独自のルール」の二階建て構造になっている、ということです。

ハワイの風景

まず一階部分が、アメリカ全土で適用される連邦航空局(FAA)の規則です。これはドローンを飛ばす上での基本中の基本。ドローンの重さや登録、飛行させる場所のルールなどが細かく定められています。

そして、その上に乗っかる二階部分が、ハワイ州のローカルルール。これが、なかなか厄介なんです。州立公園での飛行禁止や、特定の島や地域独自の規制など、FAAのルールを守っていても、こちらのローカルルールでNGになるケースがたくさんあります。

実際にホノルル空港の近くで、観光客らしき人がドローンを離陸させようとした瞬間、パークレンジャーが飛んできて注意される…なんて光景も目にしました。あの気まずい空気は、見ているこっちもヒヤッとします。彼に悪気はなかったのかもしれませんが、「知らなかった」では済まされないのが現実なんです。

最重要!FAAへの登録とTRUSTテスト

ハワイ(アメリカ)でドローンを飛ばすには、たとえ趣味の飛行であっても、いくつかのクリアすべきステップがあります。これが全ての基本になるので、しっかり押さえておきましょう。

まず、250g以上のドローンを持っている場合、FAAへの機体登録が法律で義務付けられています。オンラインで数分で完了し、登録料も5ドルと手頃です。登録すると発行される登録番号は、ドローンの見やすい場所に必ず貼り付けてくださいね。

ハワイの風景

そしてもう一つ、非常に重要なのが「TRUST (The Recreational UAS Safety Test)」というオンラインの安全テストに合格すること。これも無料で、簡単な講習ビデオを見て質問に答えるだけ。合格すると証明書が発行されるので、ドローンを飛ばす際は、この証明書を常に携帯(スマホに保存でOK)する必要があります。警察官やレンジャーに提示を求められることもあるので、絶対に忘れないように!

ここはNG!ハワイのドローン飛行禁止エリア

ルールを理解したら、次に知るべきは「どこで飛ばせないか」です。これを間違えると、せっかくの旅行が台無しになりかねません。

最も気をつけるべきなのが、国立公園や州立公園内での飛行は、原則として全面的に禁止されているという点です。マウイ島のハレアカラ国立公園、ハワイ島のキラウエア火山国立公園、カウアイ島のワイメア渓谷州立公園…。息をのむような絶景が広がるこれらの場所で空撮したい気持ちは山々ですが、グッとこらえましょう。自然保護や他の観光客の安全を守るための大切なルールです。

次に、空港や軍事施設の周辺も当然ながら厳禁です。ホノルル国際空港(HNL)はもちろん、各島にある小さな空港の周りも厳しく制限されています。真珠湾(パールハーバー)のような軍事施設にドローンを飛ばすなんて、もってのほか。絶対にやめましょう。

「じゃあ、一体どこなら飛ばせるの?」と思いますよね。そこで絶対に活用してほしいのが、FAAが公式に提供している「B4UFLY」「Aloft」といったスマホアプリです。GPSと連動して、今いる場所が飛行可能かどうかを地図上で一目で確認できます。ハワイでドローンを飛ばすなら、もはや必須アプリ。渡航前に必ずインストールしておきましょう!

ハワイの風景

安全に楽しむための具体的な注意点

飛行可能な場所を見つけたら、いよいよフライト!でも、その前にもういくつか、心に留めておいてほしいことがあります。

まず、飛行高度。ルールでは、常に自分の目でドローンを確認できる目視内飛行が義務付けられており、高さは地表や建物から400フィート(約122メートル)以下と決められています。この高さを超えないように注意してください。

ハワイ特有の注意点が「風」です。心地よい貿易風(トレードウィンド)が吹くハワイですが、海岸線や渓谷では想像以上に風が強いことがあります。僕の友人も、カウアイ島の海岸で強風に煽られてドローンを海に落としそうになった、と話していました。天気予報で風速をチェックし、少しでも危ないと感じたら飛ばさない勇気も大切です。

そして、強くおすすめしたいのが、万が一に備えたドローン保険への加入です。墜落して機体が壊れるだけならまだしも、人やモノに損害を与えてしまったら大変なことになります。「自分は大丈夫」と思わず、数千円で買える安心だと思って、日本で加入しておくことを検討してください。

ワンランク上の映像を!ドローン撮影を楽しむヒント

さあ、ルールもマナーも完璧!ここからは、ハワイの美しさを最大限に引き出す撮影のヒントを少しだけ。

ハワイの風景

最高の映像を撮るなら、狙い目は太陽が低い位置にある早朝や夕方の「マジックアワー」。日中の強い日差しは映像が白飛びしがちですが、この時間帯の柔らかい光は、風景をドラマチックに、そして感動的に映し出してくれます。夕日に染まるワイキキビーチを空から捉えた映像は、きっと一生の宝物になりますよ。

情報収集も楽しさの一つです。Instagramで「#hawaiidrone」や「#dronehawaii」と検索してみてください。世界中のパイロットが撮影した素晴らしい作品や、意外な穴場スポットが見つかることも。ただし、その写真がルールを守って撮影されたものかは、自分でしっかり確認してくださいね。

これで安心!ドローン持ち込み&飛行のQ&A

最後に、多くの人が疑問に思うであろう点をQ&A形式でまとめました。

Q1. ドローンは日本から持っていく?現地で買う?
A1. 使い慣れた機体があるなら、日本から持っていくのがおすすめです。その際、ドローンのバッテリーは必ず機内持ち込みにしてください。航空会社の規定で預け荷物には入れられません。もし現地で買うなら、アラモアナセンターのApple Storeや、Best Buyなどの家電量販店で探せます。

Q2. 結局、飛行許可の申請は必要なの?
A2. 趣味の範囲(Recreational)で、先ほど説明したルールを守る限り、フライトごとの特別な「許可申請」は基本的に不要です。ただし、前述の「FAAへの機体登録」と「TRUSTテストの合格・証明書携帯」は必須です。商業目的(YouTubeの収益化なども含む)の場合は、Part 107というライセンスが別途必要になり、これは全く別の話になります。

ハワイの風景

Q3. 違反したらどうなるの?
A3. 罰金は非常に高額で、数千ドルに及ぶこともあります。悪質な場合はドローンの没収や、法的な責任を問われる可能性も。何より、ハワイでの楽しい思い出が最悪なものになってしまいます。ルールは絶対に守りましょう。

まとめ:ルールは、ハワイへのリスペクト

ここまで読んでくれて、ありがとうございます。ハワイのドローン規制、最初は「面倒だな」と感じたかもしれません。でも、これらのルールは、この美しい島の自然や文化、そしてそこに住む人々や私たちのような観光客を守るための、「思いやりのルール」なんだと僕は思っています。

ルールをきちんと理解し、リスペクトの気持ちを持って飛ばせば、ドローンはハワイの魅力を何倍にも感じさせてくれる最高のツールになります。あなたの目に映る感動を、ぜひ安全なフライトで空からの視点に収めてみてください。

この記事が、あなたのハワイでのドローン飛行を成功させるための一助となれば、心から嬉しく思います。準備を万全にして、最高の思い出をドローンで切り取ってくださいね!

Mahalo!(ありがとう!)

ハワイの風景

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